謎のアニメ感想家、トーノZEROです。
11月4日のGungraveの感想。
これは面白いです。驚きです。こんなアニメが見られるとは。ただ銃を撃ちまくるのが見せ場になるアニメかという漠然とした予想は、良い意味で全く裏切られています。
ミレニオンという組織の中に入って、その中で仕事をし、出世を目指す若者達。そこで行われる、金儲けと仕事。しかも、闇金に、レース賭博という、ある意味で銃を撃ちまくるのと違って地味な仕事を学んでいく主人公。確かに、取り立てなどに暴力的な行為があるものの、本質は殺すことではなく、搾り取ることですね。これは、悪の組織を非常に的確に描いている希有なアニメであると思います。
内容的には。
ここらへんでいちばん大きな石油会社がマフィアのオフィスである意外さ。
無口さが面白いブランドン。
しのぎを手伝う。
親友との再会。組織の若手の仲間。彼らは人間的にも面白いですね。主人公の仕事の仲間もなかなか魅力があります。
ビッグダディのファミリーを目指す、という上昇志向。気持ちの良い上昇志向ですね。適当に今のままでいいや、という風に納得したりせず、若者らしさが漂います。
盗品の回収という仕事。
「ブランドン、腹くくれ」
組織のメンツのため、射殺される泥棒。
「ブランドン、これが組織だ」
主人公の上司の男の老いた母親。この母親は息子がマフィアの仕事をしていることを知らないのですね。その母親に優しい男。
その男が自分で射殺したことは、あの人なりのケジメの付け方だと言います。なかなか人間的に奥深いところですね。
一方の親友は、出世の手段としての仕事として、この仕事をブランドンにまわしたと言います。
そして、マリアはビッグダディのファミリーになった、と告げる親友。
住む世界まで違ってしまったマリアに会いに行くブランドン。
さあ、会ってどうなるのか、というところで今回は終わり。
今回の一言 §
本当にこれは面白いアニメです。これだけのアニメには、そうそうお目にかかれないと思いますよ。これは凄い!