謎のアニメ感想家(笑)、トーノZEROです。
11月25日のGungraveの感想。
マフィアのボスの身内、ファミリーに入るハリーとブランドン。出世したものですね。
手を出したら殺すと言われていた娘に手を出すハリー。出世欲のために、危険を顧みずそこまでやる男ですね。
化け物かよ、と言われるほどの凄腕ブランドン。サッと暗殺を完了させるあたり、本当に凄い腕前ですね。
話題に上がるダディの後継者。ゴタゴタの種でしょうか。
ファミリーの中の裏切り者を調べるハリー。大胆行動ですね。
組織の顔に泥を塗った馬鹿息子。本当に馬鹿ですね。しかし、馬鹿だからこそ、父親からは可愛い息子なのでしょうね。
決断に苦しむビッグダディ。こういう風に、マフィアの者達も苦悩する人間として描かれているところが、この作品のとても良いところだと思います。
海岸でライターに点火したとき、風で火が煽られる描写の良さ。
実に小さい声で「少し痛むぜ」というハリー。ボリュームを上げないと聞き取れませんでした。
組織を裏切った者の父親。彼を撃てない親友。その代わりに射殺するブランドン。とても痛いシーンですね。その痛みを描いたところが、なかなかに良心的です。
今回の一言 §
日常としてのマフィアを描いた希有の作品かもしれない、という感じがして来ました。マフィアとて人間が生きていくための組織であり、そこには、マフィアなりの日常があるわけですね。それはドラマになりにくいことなのかもしれません。