謎のアニメ感想家(笑)、トーノZEROです。
今日のカレイドスターの感想。
タイトルに、「見ようによっては裸エプロンにも見える際どいロゼッタ!?」などと扇情的なことを書いていますが、本来、それは些細なことで、特に今回の見所というわけでもありません。しかし、こういうコンテンツは、扇情的なタイトルを付けるだけで読む人が増えたりするので、侮れません。たとえば、これなんか、これを書いている時点でカウントが1449にも達していますが、その理由はタイトルにあるとしか思えません。
それはさておき。
この作品も、凄いことになって来ていますね。
こんなものが見られるとは、驚きです。
今、とてもドキドキするアニメとしては、Gugraveと十兵衛ちゃんと並べて、カレイドスターだ!と思います。
今回も凄いですね。
吉田玲子さんも「相変わらず 凄い 脚本」を書くものですね。
開演前、逆さまになってそらを見ているレオン。それに気付くそら。視線をそらすことができない。そして、微笑むそら。驚くレオン。この一連の流れの凄さ。
本番中に花びらをまく係のそらをステージ上に連れ出すレオンの強引さ。「お客さんが動揺している、今は演じなきゃ」と思うそらの判断。レオンの強引さを、むしろそらの方がフォローしている形ですね。かつては、レオンがそらをフォローしなければならない立場であったのに、まるで逆ですね。
そらが見せる天使の技。そして、「レオンの演技が変わった」。そらが、真のスターへの道を進むことで、レオンがそれに巻き込まれていく感じでしょうか。
落下するレオン。そして怪我。あれほど圧倒的な技量を見せつけ、大きな態度だったレオンが怪我。
咄嗟に明かりを消すケンのフォローのナイスさ。
「お客さんに楽しくないステージを見せちゃった」というそらの表情が実に良いですね。そして、ここでそらが最も気に気していることが、お客さんも楽しさであることが、とても意味を感じさせますね。
鬼のように謙虚になる、というメイ。謙虚の正反対の態度でそれを言うところがなかなか笑えますね。しかし、確かに謙虚になっていますね。
ケネスとカロスの会話。深慮遠謀? 最近はあまり喋らないカロスですが、それなりの陰謀は巡らせていたようで。それでこそカロス。
二人が語る、レオンがそらのパートナーになれるか?という話題。逆ではありません。そらがレオンの、ではないのです。実に意味深ですね。
レイラに特訓してくれと頼み込むメイ。キャシーとレイラ、笑う演技を特訓される可笑しいメイ。
観客としてそらに見せるステージをやる仲間達。
そして、仲間達を認識するそら。ただ一人の超絶的なスターもスターであれば、仲間の魅力を上手く引き出して、みんなを高みに連れて行くのもスター。
今回の一言 §
この世界には、ただ1つの自明の正解など無く、結論を掴むために混沌の縁で厳しい環境に立ち向かうしかないわけですね。そして、レオンも、メイも、そして、レイラも、それに立ち向かっているわけですね。なかなか、泣かせてくれます。
