謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のGungraveの感想。
サブタイトル §
第26話 「破壊者たちの黄昏」
あらすじ §
若く取るに足らない存在だった頃に住んでいた建物に入るブランドンとハリー。廃墟の中で向かい合って二人は話します。
ハリーがブランドンを撃ち殺したとき、二人が持っていた銃をハリーは鞄から取り出します。
「ケリを付けよう」ということで、それを向け合う二人。
しかし、周囲には組織の刺客が。そのまま、包囲する刺客達と一緒に戦うことになるブランドンとハリー。
弾が尽きて目の前に銃を向ける敵を見て死を覚悟するハリー。そのハリーの前に身体を張って立ちはだかって助けるブランドン。
そして、ブランドンは刺客の若い男達を殺さないで放り出します。
ミカは、ブランドンの居場所を知ると、無謀にもそこに向かって走り出します。組織の幹部達は、「行ったところで何も出来ない」とミカを止めません。
ハリーは撃たれて血を流します。
対ネクロライズ兵士の到着してブランドンもピンチになります。
ハリーは、「オレは貴様の仇だろう」と自分を殺そうとしないブランドンに言います。そして、「オレを馬鹿にしているのか。そうか、馬鹿はオレか」と何かを悟り、「殺せ、ブランドン。頼む、殺してくれ」と頼みます。
ミカは必死に走っていますが、ブランドンの居場所ははるかに遠くでした。そこに車でやってきて、乗りなさいと組織の幹部達が言います。
ハリーが我に返ると若き日の想い出の建物は崩れていて、ブランドンが身体を張ってハリーを瓦礫から守っていました。
撃たれるブランドン。咄嗟にブランドンを撃った敵を撃つハリー。
攻撃中止命令が出され、戦いは終わります。
血まみれで倒れているハリーはまだ息がありました。立っていたブランドンはそのまま地面に倒れます。
ブランドンは、「オレは間違ってしまった。ミレニオンではなくハリーを選んでしまった。だが今は後悔していない。おまえを撃つなんてできない」と告白します。
それに対して、「すまない」とハリーは泣きます。
そして、「帰ろう」と言って、因縁の銃を互いに向け合います。
ミカは現場に到着します。そして、現場を見て、私たちはファミリーだよね、と涙を流します。
感想 §
この壮絶なまでに良い意味で無茶苦茶な話が、こんな形で終わるとは。
かなり意外な感じを受けます。
最終的に、ブランドンとハリーは親友だった。
何もかもが失われ、本当に風前の灯火のような命しか残らない状態になったとき、この二人にとって、残されたものは互いの相手しかなかったわけですね。
それなのに、多くの錯誤から、無意味な争いが起こり、殺人が起こり、不幸な出来事が積み重なり、ここまで来てしまったわけですね。
そして、この場所では、ミカの存在すらも大きな意味を持ちません。この二人が背負った大きな過去と比較すれば、並はずれて不幸な境遇のミカですら、ただ後から来て終わった後の状況を目撃するという立場しか与えられません。
今回の一言 §
時折、ふと若い時代の姿に変わる演出は、ちょっと泣かせすぎですね。
しかも、ブランドンが死んだ頃と、もっと昔の若い頃。更に、最後には、二人の出会いの瞬間まで。
シリーズを通して §
これは文句なく凄い作品ですね。
こんなものが見られるとは驚きです。
言いたいことは過去の感想に書いてきたので、ここで長文を書く気はありませんが。本当に並はずれて凄かったと思います。