謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のGungaveの感想。
サブタイトル §
第25話 「THEN」
あらすじ §
たった一人でシェリーの葬式を行い、しぶとく逃亡し続けるハリー。オーグマン達を起動させますが、反ハリー派は既にオーグマンを倒すための専用弾を量産し、配布済みでした。ハリー派、倒されるオーグマンを目撃し、更に自分の車に銃を向けられる光景を目の当たりにし、どんどん追いつめられていきます。
一方、ブランドンは、ハリーを求めて街をさまよいます。
ミカは、反ハリー派の者達に発見され、既に命を狙われていないことを知ります。しかし、これでは彼女のために死んだ者達には意味がなかったと叫びます。そして、ビッグダディに恩があるという幹部にブランドンを捜すことを依頼します。
ハリーは、夜道で猫を避けるために運転を誤り、車を壁に激突させてしまいます。
そしてハリーは過去を夢に見ます。
まだ若かったハリーとブランドン。悪漢に絡まれるマリアを、ハリーの制止も聞かないで助けるブランドン。ブランドンはマリアと良い仲になっていきます。ハリーは、マリアのためにまっとうな仕事に就けと勧めますが、ブランドンはこのままで良いと言います。彼らの日常は、稼ぎが少なければ、1つのパンを二人で分け合って食べるような不確かな暮らしです。
ハリーがトイレの鏡で自分を見ると、そこには老境の自分の姿が。
ハリーが目覚めると、そこは壊れた車の中。
既に夜明けの時でした。その朝日の中に立っていたのはブランドン。ハリーは車を出てブランドンと向かい合います。ブランドンはハリーに銃を向けて引き金を引きますが、弾は出ません。そして、一緒に笑い合う二人。
感想 §
どこで間違ったのか、と自分に問うハリー。そして、ブランドンを撃った瞬間を最後に思い浮かべますね。それは、ハリーにとってもずっと心の傷だったわけですね。
もはや稼働時間が残り少ないブランドン。何もかも失い、もはや追っ手に殺されるのは時間の問題であるハリー。
二人が顔を合わせたとき、いったい何がどうなったのか。
弾は出ず、笑い合ってしまう二人。
ここに来て笑うことができるという心情が、奥深いものがありますね。
きっと、いろいろな気持ちが混じり合って、笑うしかないのでしょう。
それだけ、二人は、とても大切な二人だったのでしょうね。
稼ぎが少なければ、1つのパンを二人で分け合って食べるような関係に象徴される大切な関係ですね。
今回の一言 §
まさに、良い意味で裏切られた気持ちですね。後半は、てっきり銃を撃ちまくるアニメになると思っていたのに。薬莢が滝のように流れ落ちる最終決戦は起こらず、落ちぶれたハリーはブランドンとたった一人で向かい合うことになりました。特に、あっさり倒されていくあの恐ろしいオーグマンのシーンは圧巻です。こんなドラマになると分かっていたら、もっと本気で見たのに。いや、十分に本気で見ていたと言って良いかもしれませんが。