謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のギャラクシーフォースの感想。
サブタイトル §
第10話「ベクタープライムの決断」
あらすじ §
ベクタープライムは、アトランティスの謎を追って、エーゲ海からサハラ砂漠に進みます。ホップ達を連れていますが、子供達も一緒に遊び気分で行きます。
やっと、チップスクエアらしきものを探し当て、掘り出すための応援をサイバトロン基地に求めます。
掘り出しに成功しますが、デストロンの攻撃を受けます。
ベクタープライムは、チップスクエアを守らず、デストロン攻撃に飛び出します。
マスターメガトロンの攻撃で、ホップ達は破壊されます。
自分がチップスクエアから離れたばかりに、と自責の念に駆られたベクタープライムは禁断の時間逆転の力を発揮させます。
それにより、ホップ達は逃げることに成功しますが、チップスクエアは持ち去られます。しかし、それはオリジナルではなかったことが明らかになります。
デストロンは既にスピーディアに続く第2の惑星を突き止めていることが明らかになります。
スピーディアでは、ファストエイドと対立しつつ、エクシリオンがニトロコンボイに勝つためのチューンを続けています。
感想 §
ベクタープライムの孤独と苦悩が滲み出る話ですね。
なぜ、ベクタープライムがホップ達だけでなく、子供達もエーゲ海に連れて行ったのか。子供達は、明らかに遊び気分でしかありません。それなのに、なぜもっと貢献する仕事ができそうなサイバトロンの誰かではなく、子供達なのか。
きっとそれが、ベクタープライムの孤独と苦悩の現れなのでしょう。
直接状況への関わりのない地球の子供達だからこそ、彼は連れて行くことができたのでしょう。その微妙なサイバトロンとの距離感が、実に孤独です。
一方、スピーディア上のエクシリオンとファストエイド。この二人の会話も最高に素晴らしいですね。
エクシリオンを、最速になりたいだけの男として糾弾するファストエイド。しかし、その糾弾を挑発だと指摘されると、言い返せないファストエイド。非常に微妙な心情がやり取りされていますね。こんなに素晴らしいコミュニケーションの心理劇が見られるとは、本当に素晴らしいです。
今回の名台詞 §
ローリ「ちょっとまって、誰がチップスクエアを守るのよ!」
咄嗟に「まさか自分たちが守る? それは無理!!」というような思いが脳裏を過ぎったような台詞ですね。チップスクエアの問題を、自分のことのように考えてくれるローリの存在は、ある意味でベクタープライムにとって救いなのかもしれません。