謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のギャラクシーフォースの感想。
サブタイトル §
第18話「灼熱のデッドヒート」
あらすじ §
スピーディアでは、オートランダーやコビーの力を借りて、エクシリオンはレースを完走します。そして、こっそりスピーディアに行ったことがばれたコビーは、エクシリオンが助言を必要とするという理由で、そこに残ることを許可されます。
アニマトロスでは、サイバトロンとデストロンのマークを入れ替える謎のトランスフォーマーの陰謀で、サイバトロンとフレイムコンボイ達は戦う羽目になります。
ライガーコンボイの強さにフレイムコンボイは喜び、再戦を期待します。
謎のトランスフォーマーは、サイバトロン達に、自分は特命刑事としてデストロンを探っているのだと告げます。
感想 §
コビーを返さないために彼を弁護するエクシリオン。
彼の告白はとても素晴らしいですね。
自分は最速、何でも自分一人でできるという思い込み。
しかし、それは間違いだと気付いたという告白。
これこそが、人が子供から大人に変わる瞬間……かもしれないものです。
自分が世界の中心にいる感覚、万能感は子供なら誰でも持っています。
しかし、そのような感覚を持ち続けることはできません。すべての人間が、自分こそが世界の中心にいる特権的な存在だと思い続けながら、共同で社会生活を営むことなどできるはずがありません。結局のところ、全ての人間は、多数の名もない人間の一人にしかなれません。それは、当然の成り行きであって、そうなるしかないことです。
それにも関わらず、それを当然として受け入れることができない人達が、いわゆる「社会的ひきこもり」の状態になる、ということかもしれません。つまり、自分の特権性を認めない人と向き合うことが辛すぎて、家の中に引きこもってしまうのです。
社会的ひきこもりになると、いい大人であるのに働きに出ることもできず、親の収入に頼って生きることになります。そして、いつか親も寿命に達します。その後、ひきこもった者達は、餓死の危険に曝されます。社会的ひきこもりをやめれば良いわけですが、大人になってしまうと、もはや人間は変わることが出来ません。
これを防止するための方法は、難しくありません。
つまり、まだ変わることができる子供のうちに、自分が世界の中心にいる感覚を捨て去れば良いのです。
では、どう捨てれば良いのか。
それを子供に伝えることは、子供達の未来にとって大切なことかもしれません。(つまり餓死の危険を取り除くのだ!)
そして、今回のエクシリオンの台詞は、まさにその捨て方を身を持って示したのだと言えるかも知れません。
強調しましょう。
これは、既に引きこもってしまった大人に見せても実効性はほとんど無いと思います。だからこそ、子供達が見ているこのギャラクシーフォースで語ることに価値があるのです。
これは、まさに価値ある内容を子供達に語っている素晴らしい作品ですね。
今回の一言 §
自分の冷却用ファンベルトを犠牲にしてエクシリオンを助けるオートランダー。
一瞬、冷却用ファンベルトとは思わず、「ふんどし?」と思ったのは秘密です。
いや、オートランダーの歳なら下着は「ふんどし」だと確信したので。