2005年06月16日
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大好きだよ! 極悪な不正に極悪な不正で対抗する、悪辣集団の極上生徒会!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の極上生徒会の感想。

サブタイトル §

第11話 ウイニング・ファイブ

あらすじ §

 極上生徒会は、絢爛学園の生徒会と、極上の生徒会長が高慢で鼻持ちならない女であるかを賭けてフットサルの試合をすることになります。

 絢爛学園は、審判を抱き込んで圧倒的に有利に試合を進めます。

 しかし、極上の隠密が、選手登録した管理人さんに変装し、圧倒的なシュート力で逆転勝利を収めます。

感想 §

 今回の内容には2つのポイントがあります。

 1つは、試合に勝たねばならない理由が、「生徒会長は高慢な女である」という烙印にあること。そもそも、スポーツの試合でそのような問題を賭けるということが、適切な態度ではありません。しかも、生徒会長は本来試合とは何ら関係のない存在です。その上、高慢な女という烙印を押される側の生徒会長の怒りは、全く個人的なものでしかありません。学校や生徒会を動員し、全力で勝たねばならないような性格の怒りではあり得ません。しかし、彼女の影響力は組織を動員してしまいます。しかも、動員することに何ら罪の意識を感じることはなく、当然という視線で見ています。ここにある、確立され覆しがたい支配-被支配構造は、醜悪かつ極悪であると言えます。日本人の十代の少女が、これを当然の構造として受け入れることは、全くもって不適切であると思います。

 もう1つは、結局のところ極上生徒会は不正によって勝利したということです。つまり、選手登録されていない者が、巧妙に選手に変装し、勝利をもぎ取ったと言うことです。審判を抱き込んだ絢爛生徒会も極悪ではありますが、極上生徒会の態度が公正だったとは到底言えません。このようなスポーツの試合を肯定することは、スポーツという行為の本質を揺るがすような大問題になりかねないと思います。

 そして、この2つのポイントを踏まえた上で、あえて書きましょう。

 その極悪さが好きだ!

 現実の世の中とは、このような極悪さを内包しているものであり、極悪なドラマは逆説的な意味で誠実です。

 だからこそ、極上生徒会は見るに値するし、実際に見ているわけです。

 しかも、しばしば感想まで書いています。感想を書くに値するだけの価値があると思うわけです。

今回の一言 §

 懸念されることは1つしかありません。

 それは、綺麗な良い話だと思い込んで極上生徒会を見てしまう良い子達の存在です。

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