謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のギャラクシーフォースの感想。
サブタイトル §
第41話「マスターガルバトロン降臨」
あらすじ §
メガロコンボイに負けたマスターメガトロンは力を望みます。
チップスクエアはそれに反応し、マスターメガトロンは力を得てマスターガルバトロンとなります。
サイバトロン達は、プラネットフォースを探すための情報を集めていましたが、マスターガルバトロンの力試しに倒されていきます。
やっと情報を見つけたコビー達の前に、マスターガルバトロンが出現します。
ソニックボンバー達はあっさりと負けてしまいます。
そこに、ギャラクシーコンボイが助けに来ますが、やはりマスターガルバトロンに勝てません。
コビーの両親達との約束のため、ギャラクシーコンボイは身体を投げ出してコビーとローリを守ります。その行為を通じて、ギャラクシーコンボイは新しい力を得ます。それはマスターガルバトロンの力を上回ります。
マスターガルバトロンは強い相手と戦えることを面白いといい、仲間と立ち去ります。
感想 §
私のトランスフォーマー趣味の原点は、トランスフォーマー2010です (そして、後から見た劇場版)。ちなみに、2010はツーオーワンオーと読むのが趣味です (2010のTVCMでそう発音していたと記憶します)。
もちろん無印トランスフォーマーもしばしば見ていたし、話題の「パニック・ザ・クレムジーク」も見ていますが、世間で騒ぐほど私は盛り上がっていませんでした。
やはりコンボイと言えばロディマス・コンボイが良いです。この指揮官らしくないコンボイは、やはり光っていたと思います。
一方、敵の方はと言えば、ボロボロに負けてエネルゴンキューブをあさましくあさるデストロン達の姿が鮮烈な印象に残ります。そのようなシチュエーションをよく描いたと思います。
そういう状況下で、まさにサイバトロンの仇敵として立ちはだかった者こそ、メガトロンが転生した姿であるガルバトロンです。
そう、2010において仇敵の名は、メガトロンを襲名していないのです。彼の名はガルバトロンなのです!
その後、何回もトランスフォーマーはアニメ化されていますが、ほとんどのケースで、サイバトロンの指揮官はコンボイ、デストロンの指揮官はメガトロンというパターンが繰り返されてきたと思います。が、しかし、少なくとも私の心の中で、ガルバトロンという名前はメガトロンに匹敵する大きな存在感のあるものだったのです。
そして、ついに来た!
まさに、ガルバトロンを名乗るデストロンのリーダーが!
実に感慨深いものがあります。
更に感想 §
そして、話は単にガルバトロンを名乗るマスターガルバトロンが出現したというだけにとどまりません。
彼を中心にしたデストロン軍が実に素晴らしいのです。
なにせ、デストロン軍と書いてみたところで、人数はごく僅か。しかも、雑多な寄せ集め集団でしかありません。もともとデストロンだった者は、サンダークラッカーだけ。あとは、惑星スピーディアやアニマトロスや地球のトランスフォーマー達に過ぎません。ついでに言えば、サンダークラッカーはもっとも頼りにならないデストロンとすら言えます。
それなのに……。
あるいは、それだからこそ?
彼らには、ある種の人間的な感情、いたわり、結束などがあります。
マスターメガトロン/マスターガルバトロンは、ひたすら力を信奉して突き進むだけの男ですが、その生き様には魅力があり、たとえ少数であっても本来縁もゆかりもない者達を集め、結束させることができるのでしょう。
まさに、この集団には魅力があります。
どんどん仲間が増えて水ぶくれになって印象が薄くなるサイバトロンよりも、ずっと魅力があります。
(でも、最近、よく人間的な隙を見せてくれるドレッドロックは好きですよ!)
今回の名台詞 §
ギャラクシーコンボイ「あの力は君たちがくれたものだ」
一方、コビーとローリを守るために身体を張るギャラクシーコンボイにも、やはり魅力があります。二人の両親に約束したことを、まさに約束の言葉通り、命に代えて守ろうとする誠実な態度は魅力があります。
そして、もう1つ特筆すべきことは、そうやって約束を貫徹することによって彼自身も限界を超えて前に進んでいるということです。この台詞は、そういうニュアンスも感じられますね。