謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のギャラクシーフォースの感想。
サブタイトル §
第45話「大きな星の小さな町」
あらすじ §
バドとマイクロン達は、チームを組みます。
しかし、穴に落ち、ギャラクシーコンボイ達とはぐれてマイクロンの街に迷い込みます。
そこで、リーダーとは何かについて悩むフレイムコンボイと出会います。
バドは、フレイムコンボイに、リーダーとは何かを講釈します。
そこにでギャラクシーコンボイやローリ達がやって行きます。
何かを得たフレイムコンボイは、あえてギャラクシーコンボイ達に倒され、自分へのケジメを付けます。
感想 §
これは凄いぞ!
これほど良い話が見られるとは、凄いぞ!
今回の内容は、フレイムコンボイが自分の中のわだかまりから吹っ切れる話といえますが。
それに果たす、バド、ローリ、ギャラクシーコンボイ達の役割が少しずつ違うのですね。
バドは、リーダーシップの何たるかを、父の受け売りではありますが、それをフレイムコンボイに諭します。しかし、バドはフレイムコンボイの心情は分かりません。それだけの年齢には達していないのです。
ローリは、フレイムコンボイの心情を理解し、抗議するバドを止めるという役割を担います。僅かな年齢差ではありますが、ローリは分かるのです。いや、正確に言えば、宇宙の冒険に出ることによって、それが分かる水準まで急速に成長したのだと言えるかもしれません。
そして、元来平和主義者のはずのギャラクシーコンボイは、リーダーというものが持つ何かをフレイムコンボイと共有するが故に、圧倒的な力でフレイムコンボイを叩きのめします。そのことを、フレイムコンボイが必要としていることを、彼は本当によく分かっています。分かっているから、わざわざリンクアップするわけです。
つまりですね。
まず、フレイムコンボイの話として1本筋が通った良い話です。
そして、バドのリーダーとしての明るさ、資質についての話でもあります。
更に、ローリが単にフレイムコンボイに怒鳴り散らすだけの少女ではないことも示されます。既に、大人の世界に片足を踏み込んでいます。
それぞれのドラマは、必ずしも同期している訳ではありません。バドはフレイムコンボイの心は分からないわけだし。しかし、同期していないことは、むしろ作品の価値を高めています。そして、いずれもが素晴らしい話であり、それらを全て含む今回のエピソードは本当に素晴らしいと思います。
今回の名台詞 §
バド「反則なしっていってないじゃん」
正義のサイバトロンの建前からするとまずいような気もしますが、それがフレイムコンボイの心を良い方向に動かしたのですから、実に面白いですね。
人の生きる規範という意味では、非常に正しい主張です。