FINAL FANTASY XIIのプレイ記録は書かないつもりでいましたが、攻略性の高い戦闘が多く、特にこのニーズヘッグは難敵だったので、攻略方法をメモっておきます。
何についての攻略か §
空中都市ビュエルバのルース魔石鉱にいるモンスターの討伐を依頼されますが、その対象となるモンスターです。
何が難しいのか §
瀕死になると極端に激しい攻撃を行うようになり、あと僅かのHPを削りきれずにパーティー全滅という状況に陥りやすいと言えます。
同時に、この討伐依頼を受けられる時期の回復手段は、例外的に入手できるハイポーションを除けば、事実上ポーションとケアルだけであり、それだけでは十分にHPを回復できないという問題が生じます。
攻略の方針 §
最初は力押しの攻略を考えていました。全員で押しまくる方法で、かなりぎりぎりまで追い込めましたが、それでも勝てませんでした。
そこで、方針を転換して、補助魔法に徹底的に頼ることにしました。前衛はガンビットで自動的に自分にプロテスをかけ続け、後衛はニーズヘッグにスロウとブラインをかけ続けます。つまり、受けるダメージを減らすと同時に、敵の攻撃頻度と当たる確率を下げることで、回復を間に合わせようということです。
要点は以下の通りです。
- 前衛2名、後衛1名の編成とする
- 全員ガンビットONで、特殊な例外を除き、自動戦闘を行う
- 前衛は物理攻撃担当
- 前衛は自分に可能な限りプロテスをかけ続ける
- 後衛はスロウとブラインを可能な限り隙間無く維持する
- 回復はポーションで行う。全員にポーションを使うガンビットを付けておく
- リーダーは後衛とし、常に同じ場所をぐるぐると走り続け、MP回復に努める
- 後衛は、MPに余裕がある場合にはケアルによって仲間の回復に努める
- 前衛のMPはひたすらプロテス専用
- できるだけ多くのポーションを持って行く (50個あればお釣りが来るか?)
- 後衛は、どうしてもMPが足りない場合はエーテルを使うのもあり (スロウとブラインをニーズヘッグにかけ続けることは、味方の安全に直結する最優先事項)
- 猛毒ステータス回避のため、前衛は猛毒無効の「トルマリンの指輪」を装備
具体的なガンビットの設定 §
前衛・ヴァン(Lv12) §
- HP<70%の味方 ポーション
- ヴァン プロテス
- 目の前の敵 たたかう
前衛・バッシュ(Lv13) §
- HP<70%の味方 ポーション
- バッシュ プロテス
- 目の前の敵 たたかう
後衛・フラン(Lv12) §
- HP<70%の味方 ポーション
- 目の前の敵 スロウ
- 目の前の敵 ブライン
ステータス変化魔法についての捕捉 §
プロテス、スロウ、ブラインのようなステータス変化魔法をガンビットで使用した場合、その魔法が既に掛かっている場合は重ねて発動することはないようです。
たとえば、「ヴァン プロテス」とは、正確には「もし、ヴァンにプロテスが掛かっていなければ、プロテスを掛ける」という機能性を持ちます。その結果、既にプロテスが掛かっていた場合には、これは発動せず、次の設定が評価されます。
同様に「目の前の敵 スロウ」は、「もし、目の前の敵にスロウが掛かっていなければ、スロウを掛ける」という機能性を持ちます。
これを活用することで、できるだけ隙間無く特定のステータスを掛け続けることができます。魔法は失敗することがあるので、完璧ではありませんが。
逆に言えば、成功するまで繰り返し魔法をかけ続けるガンビットは、強力な武器であると言えます。
オマケTIPS §
ニーズヘッグ戦を試行錯誤する場合の最大の敵は、途中の雑魚です。いちいち戦っていると面倒です。
そういう場合は、R2を押し続け、ESCAPE状態で走り抜けると(何回かモンスターから殴られるだけで)戦わずにニーズヘッグの前まで到達できます。橋の部分は、脇の細い道を通ると安全度が上がります。
感想 §
補助魔法の偉大さをあらためて再確認させられます。
たかがスロウと、たかがブラインではありますが、その効能は絶大です。
ちなみに、こういう攻略を考える価値があるというのは、このゲームがFINAL FANTASY TACTICS(FFT)系であることの証明であるように感じられます。
昔書いたFFTのプレイ記録に記した「リオファネス城内」の攻略も、あれこれ試しつつ様々な組み合わせを検討して、最初は突破不可能に見えた状況の突破方法を見出しましたが、同じような印象ですね。
この攻略ではかなりの数のポーションを消費してしまうのが美しくありませんが、おそらくもっと上手い方法もあると思います。
私は、このままFINAL FANTASY XIIは一時お休みして、ACE COMBAT ZEROを始めてしまう予定で、そのあたりに突っ込む気は全くないのですが……。