トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日の妖逆門の感想。
サブタイトル §
第13話 『灼銅の鬼仮面』
あらすじ §
鬼仮面に第1戦であやかしを残酷なまでにボコボコにされた三志郎は、あやかしを大切に思うあまり、第2戦ではあやかしを出せず敗北します。
そこで、あやかし達は、三志郎に語りかけます。
撃符になったあやかしは、戦うことしかできないと。
呪縛と戦うため、撃符使いに使われていると。
そして、三志郎と一緒に戦いたいのだと。
更に、あやかしのために戦う三志郎と一緒だからこそ、より大きな力を出せるのだと言います。
第3戦、あやかしとの心の絆を取り戻した三志郎は鬼仮面と互角に戦います。
しかし、本気を出した鬼仮面に三志郎は惨敗します。
少しでも本気にさせたら勝ち……というルールで始めた対撃だったため、鬼仮面は三志郎の勝ちを認めます。
三志郎は気付くと妖怪城にいました。
感想 §
今回の見所は、やはり第2戦でしょう。
あやかしを道具として使う鬼仮面に対して、あやかしを大切な仲間だと思う三志郎はあやかしに戦えとは命じられません。
三志郎はフエに守られますが、それも破られていきます。
その結果として、三志郎は追いつめられています。
そこで見事なのは、舞台の使い方です。
戦いの舞台は、山の中腹の斜面に木で組まれたまさに舞台です。
そして、舞台そのものが燃えていきます。放置しておけば、火に焼かれるか、あるいは崩れ去る舞台と一緒に落下するしかありません。鬼仮面は洞窟内いるので、落ちる気遣いはありません。
それなのに、三志郎は何もできず、ただ滅びへの道をまっしぐらに進むことしかできません。
この燃える舞台という描写は実に素晴らしいですね。状況と心理を同時に効果的に描いています。実に見事。
今回の一言 §
それはさておき、あやかしが子供ごときの言いなりになって戦う理由というものが、はっきりとあやかし自身の言葉として語れましたね。
彼らは彼らなりに、この状況を受け止めているというわけですね。