トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日の妖逆門の感想。
サブタイトル §
第18話 『妖の里』
あらすじ §
三志郎とフエは、イズナに導かれてあやかしの里に入ります。
あやかしの里は、目隠しの僧達から狙われていました。
三志郎はすぐに、里の弱いあやかし達とうち解けます。
しかし、かまいたちの雷信とかがりは、三志郎を信用しません。
里の入り口に目隠しの僧達が現れ、三志郎とフエが戦いますが、ピンチになります。
そこで、三志郎を信用した雷信とかがりが助けに入り、勝利します。
雷信とかがりは、三志郎に里の入り口を外から封印するように依頼します。三志郎は封印を解除できる日が近いと約束し、あやかし達を仲間だと言います。そして、封印を行った三志郎は再びげぇむに戻ります。
感想 §
なぜ三志郎は戦わねばならないのか。
そして、フエの真意の不明瞭さを改めて示す話だったと言えます。
そのために、あやかしの里を登場させたのは面白い趣向ですね。いつもの、おどろおどろしくもスタイリッシュなゲームの世界とは全く違います。
しかし、今回最大の見所は、かがりのファッションでしょう。これは、ちょっと面白いと思いました。
どういうことかというと……。
イズナらと同様、二人のかまいたちも「うしおととら」のキャラクターと言えます。
通常、あやかし達はそれぞれが固有のファッション性を持ちます。それゆえに、あまり時代の流行とは関わりません。ところが、特に人間に近い姿をしたかまいたち達は、その例外となり、人間のファッションを身に纏います。特に、女性であるかがりにはその傾向が顕著に出ます。それが、バブル景気の時代を象徴するようなボディコン服ということになります。「うしおととら」の連載開始は1989年なので、まさにその時代の空気にどっぷり使ったファッションと言えます。
そのような状況で、「うしおととら」のあやかしをそのまま2006年の作品に取り込んでいくと、通常のあやかしでは問題は出ないものの、かがりに関してだけは特に大きなミスマッチ感が出てきてしまいます。
が、しかし!
そのミスマッチ感がむしろ素敵な色っぽいドキドキを醸し出しているとも言えますね。
いや~、かがりちゃん、大好き。あやかしでも抱きつきたくなります。
今回の一言 §
フエの真意はどこになあるのか。それがあらためて強調されたのは興味深いですね。