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ミックの個魔のデコ。彼を含め、あやかし達もミックの魅力を認め、彼を愛していた。ミックにはそれだけの魅力がある。目まぐるしく変わる態度に、ストレートに現れる本音。人間的な奥行きは、もしかしたらミックが最も深い。
トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。
今日の妖逆門の感想。
サブタイトル §
第37話 『華麗なるミック、その愛』
あらすじ §
モテモテになりたい夢をかけて、ミックは三志郎と対撃します。
ミックがモテモテになりたい理由は、大好きな女の子のアイちゃんが、モテ男が好きだと言ったからでした。
実は、かつてミックもきみどりと会っていたことが明らかになります。きみどりは、ミックを馬鹿にせず、ほほえみかけた唯一の少女でした。
あやかし達に愛されたミックは、しぶとく戦い抜きますが、最終的に敗北します。
元の世界に戻ったミックは、アイちゃんを振り、歩き出します。
感想 §
妖逆門の登場人物は全員が素晴らしいと思います。
しかしミックの立場は特異的なものがあります。
他の者達の多くは、抑圧された本音との軋轢に苦しみます。
それに対して、ミックは本音を抑えずにぽろぽろと漏らします。
では漏らしたら苦しまないのか……というと、そうではありません。結局、ストレートな願望や泣き言を口にしたところで、ゲームを勝ち進むというのは苦しいことなのです。
ミックの魅力というのは、それにも関わらず軽い独自のノリをけして手放さないところにあります。追いつめられても敗北してもめげません。
そして、ミックもやはり抑圧された本音を隠していたことが明らかになります。
モテモテになりたいというのは、実は一人の少女(アイちゃん)に振り向いてもらうためだったわけです。
しかし、妖逆門の敗者になることで、ミックを慕うあやかしの愛を知り、アイちゃんに振り回される人生から卒業することができたわけです。
つまり、ミックはゲームには勝てなかったものの、とても大切なものを手に入れたのかもしれません。ミックは幸せ者です。
今回の一言 §
今回ばかりは、三志郎はミックの引き立て役ですね。