今夜は妙に余力があったし、熱帯夜からも解放されたようなので、寝る前に猛暑の時期に中断していた昭和の鉄道模型の建設を再開。といっても、オマケで付けるSWEETのドラム缶の仕上げ色塗りを行っただけですが……。
ドラム缶は既に3カラーバリエーションで1色ずつ塗ってありましたが、あまりにもしょぼいので、側面に別の色を載せたいと思っていました。色による立体感表現という奴ですね。というわけで、水性ホビーカラーと筆を出してきて塗りましたが、これがまた気持ちいい。
そこで思いました。
私にとって模型とは塗ることです。
自由自在にインストの色指定を無視し、光の加減を意識して「同じ色の場所」にも違う色を塗っていくのです。もちろん、筆で。筆だからできる塗りむらは模型に奥行きを与える最大の友です。
逆に言えば、私にとって組み立てとは苦痛工程以外の何者でもありません。私は塗りたいのであって、組み立てたいわけではないのです。だから、ひたすら部品数を誇るようなキットとは相性が良くありません。模型を魅力的に引き立てるのは「色」の力によってであって、細かいところまで再現すれば良いという話ではないのです。
(でも、ファインモールドの1/700 25mm機銃は凄い。あれは魅力的。更に言えば組み立て不要という点も魅力的)
……ということをドラム缶を塗りながら思いました。
忘れていた快楽という奴ですね。
そろそろ、シャーマンをもう1両作ってもいいかな、であるとか、SWEETの積んだままの飛行機のキットに手を付けてもいいかな、といった気持ちも起こりました。ハセガワの1/72 F4Fも2機ほどキットがあるし。実際には、それができるか怪しいところではありますが。
昭和の鉄道模型はどうなるの? §
建物や山の固定はおおむね終わっているので、あとは道路、樹木、バラストやカラーパウダーなどで仕上げる工程だけと言えます。それに加えて、上記のドラム缶の配置など、多少の追加工作を行うことになるでしょう。他に、人形、自動車、バスの増量も行うかもしれません。Bトレインショーティーあたりで追加車両を用意することもあり得るかもしれません。全体的に軽く色を塗り足すこともあり得ます。
全て完成したら撮影した上でヤフオクで売りに出すことになると思います。手元に置いておけるほど家は広くないし、完成品はあまり見ないタイプなので。