今日は損保ジャパン東郷青児美術館の【特別展】西洋絵画の父「ジョットとその遺産展」~ジョットからルネサンス初めまでのフィレンツェ絵画~に行ってきました。
行った理由は、何となく気になったことと、あと約1週間で終了してしまうというタイミング的な問題です。終わる寸前では混みそうな気もしたので。
しかし、結果的に失敗。十分に混んでいました。予想以上に注目も集めるテーマだったようです。(というか、予想以上に貴重なお宝が展示されていました)
ちないに、Advanced/W-ZERO3 [es]を持っていくのを忘れたので写真は無し。
見応えはあった! §
実際に見てみると、非常に見応えのある内容でした。
やはり現物は凄いです。
ジョットの描く絵は立体感があると同時に、情報量が取捨選択されています。だから、単なる写実ではないし、かとって曖昧な記号的レイアウトでもありません。
そして、その後に続く絵画は立体感が曖昧になっていったり、ジョット風の立体感が復活していったりします。その歴史の流れが分かるように展示されているのも良かった!
また、徐々に「母」の乳房が露骨に描かれるようになっていく流れも興味深く見ました。子供が母の乳房を握り、もう一方の手で鳥を握るような構図は、宗教画でありながらエロティシズムと無縁では見られないものでしょう。
印象に残ること §
シスター姿の年配の女性が熱心に絵を見ていました。
キリスト教系の宗教関係者なのでしょう。
そういう角度からの興味もあり得る展示なのだと思わず納得しました。