FINAL FANTASY XIIで初めてエンディングを見ました。
2006年3月16日発売日当日か、それほど遅れていない日に購入しているはずですから、エンディングを見るまでに約2年半が経過したことになります。
ええ、そうです。
こういう時間のない身では、世間の旬から大きく遅れた時期にゲームを終えるのが当たり前なのです。
しかし、良いのです。本人が面白ければ。
ゲーム全般の感想 §
ゲームとしては超面白いと思います。高い攻略性があり、多数の敵を工夫を凝らして倒しながら進めるのは非常に歯ごたえがあって面白いです。面白いからここまで続きました。
とはいえ、ムービーが入ると急に面白くなくなってしまうのも事実。映像、ストーリー、世界観はかなりイマイチ感があります。ムービーは、カメラやモーションの付け方がたるすぎます (まあ、スターウォーズあたりでも見られる傾向ではありますが)。世界観は皮膚感覚の実感としてはさっぱり分かりません。そもそも、なぜ戦争が起こり、なぜ多くの人が死なねばならないのかが実感として分かりません。
たとえば、ケフカの気持ちは分かるし、セフィロスの気持ちは理解不能ではありますが痛みは何となく分かります。しかし、ヴェインが何を契機にどのような気持ちを抱き、何故にそこまでの行動に出たのかは良く分かりません。結局、ヴェインはラスボスだから倒しただけでした。
このような感想は言い換えると、「異世界シミュレーション」の完成度を高めることは、現世との共感が薄まるという状況の反映なのでしょう。登場人物達の苦悩は、彼らの住む世界と立場の上では極めてまっとうなのでしょうが、それは住む世界も立場も異にする私には良く分からない、ということなのでしょう、たぶん。
そこが、X-2までのFFと、XIIの最大の相違なのでしょう。
あるいは、良くでき過ぎた「異世界もの」作品を私があまり好きではない理由なのでしょう。
終了時の状況 §
最終セーブ時のレベルは以下の通り。
- ヴァン Lv16
- バルフレア Lv8
- フラン Lv51
- バッシュ Lv51
- アーシェ Lv12
- パンネロ Lv51
いかにバルフレアを使っていないかが分かります。アーシェもね!
ヴァンは途中までメインに使っていましたが、途中でパンネロに入れ替えました。やはり、気に入ったキャラを出すべきだと思ったので。
ちなみに、モブはランクAまで全て撃破済みです。
ラスボス戦感想 §
最後はボス戦の4連戦になりますが、3戦までは特に工夫無くそれまで通りの戦い方で勝てました。最終戦のみ以下の追加の工夫を行いました。
- 囮役のフランにバブルチェーンを付けてHP2倍にした
- 物理無敵の場合のみガンビットを魔法攻撃に切り替えた
ラストエリクサーも投入する予定でしたが、単なるMP回復手段としてエリクサーを3~4個消費しただけで済みました。これはハイエーテル等でも足りたかも知れないものです。
以上を考え合わせると、ラスボス4連戦はかなりぬるかったな……と思います。モブの方がずっと手強いです。というか、ラスボスより強い敵がゴロゴロいる世界なので、ラスボス戦とは単に区切りを付けるマイルストーンに過ぎないのでしょう。
ここに至る経緯 §
前回中断した時は、シュトラールで灯台に行く手前で終わっていました。
そのあと、アルティマニアを見ながらちまちまモブ討伐等で少しずつ資金を稼いで装備を調えました。
パンネロは銃使いとして使っていたのですが、打撃力がイマイチでした。そこで、最強銃のフォーマルハウトが手に入らないか考えてみました。すると、倒しに行ったアントリオンのいた場所のトレジャーにあることが分かり、2回目の訪問で得られました。これはラッキー!
それから源氏装備欲しさにギルガメッシュの1回目もこなしましたが、登場シーンがお茶目で大笑い。FINAL FANTASY Vの時代に、長々と与太話をしながら戦うギルガメッシュを見てから何年経ったか分かりませんが、未だに健在 (笑)。あのときは異空間に飛ばされて終わったと思ったのに、飛ばされたおかげで複数のタイトルに出られるという思わぬ展開。
今後の予定 §
エンディング見たので、気持ちの区切りが付きました。
ここで一応中断。
最終的にはヤズマットまで倒したいと思いますが、それは遠い未来でも構いません。