下高井戸シネマにてポニョを上映中で、1月1日が休みであるため1月2日が1000円だったので行ってきました。気付いた点のみメモ。
超満席 §
昨日は東宝シネマズ府中にて、毎月1日の1000円料金で映画『劇場版ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂』を見ましたが、ガラガラでした。正月かつ1000円でもその程度かとなめてました。しかし、今日の下高井戸シネマのポニョは超満席。通常の座席以外に、折りたたみ椅子(?)が後ろに並べられていて、それも埋まっていました。開始15分前に行った時点で9割以上埋まっていて最前列で見ることになりました。その後も続々と客が入っていました。
これはもう、ポニョに対する期待感が鬼太郎の何倍も大きいことを現れなのでしょう、たぶん。
食べちゃうポニョ §
最初にウバザメ号の窓からポニョが出るとき、口の前に流れてきた何かの生き物をパクッと食べてしまいました。カタツムリを食べるヨーゼフのような描写です。かなり衝撃的でえぐい描写かも。
古代語り §
デボン紀という言葉はグランマンマーレも口にするので、計2回。デボン紀という言葉の意味が分からない人にも分かるようにするためか、「古代魚」という台詞もあり。
魔法薬の部屋の扉の上には古代大陸の名前であるPANGEAの名前。フジモトに台詞に出てくるカンブリアという単語も含めて考えれば、「これでもか」というぐらい露骨に「古代生物」の世界を志向していることが「ベタベタ」にアピールされていることを確認しました。いやもうこれは隠しテーマとかそういうレベルではありません。露骨過ぎです。
それにも関わらず、相当数の人はそれに気付いていないのはミステリーです。
グランマンマーレに泣く子供 §
グランマンマーレ登場のあたりで観客の子供が1人泣いていました。やはりグランマンマーレは怖いのでしょう。しかし、ポニョが母親を評して「怖い」と表現しているので、怖いのは意図通りでしょう。
上映事故 §
半魚人になったポニョをフジモトが戻して出掛けたところでスクリーンがブラックアウト。しばらく待って再開。上映事故に遭遇するとは珍しい体験でした。
おばあさん以外の立会人 §
海中のひまわりには、リサ、おばあさん達の他に、ひまわりの職員らしい女性が2名いることを確認。1人は髪の長い若い女性? もう1人は少し太めの女性?
水は引いている §
ラストシーン、海からみんなが上がってくるシーンで、既に水は引き始めてかなり水位が下がっています。水没した世界のまま終わってはいません。
古代生物? §
鳥やトカゲっぽい生き物等、気になる生物がいろいろありますが、劇場では追求しきれません。
息子を見直すリサ §
宗介が父親と通信した後、ふてくされたリサが起き上がる直前の宗介の告白的な語りと、それを聞いて宗介の成長に喜んで立ち直る(?)リサ。このとき、隙間から宗介を見上げるリサの表情がいい。本当に何か嬉しそう。
無謀な突破 §
大きな波が来るのに車で突破を試みるリサ。しかし、大きな波が来る予兆として水が引いていたのも事実。その隙に突破しようとするのは合理的。
日傘 §
ひまわりにいるグランマンマーレは、頭上にクラゲの日傘を差して、彼女の周囲だけ暗くなっています。やはり、グランマンマーレの正体はちょうちんアンコウ? 光によって幻影を見せ続けるには暗闇が必要?
辛いリサ §
グランマンマーレと話すリサについて、おばあさん達は「リサさん辛いわね」と言っています。息子を助けに行けずに、そこでグランマンマーレと話さねばならない状況は辛いものであり、かつ、それをおばあさん達は分かっていたということでしょう。
オレはロケットパンチに乗る §
波の上を走るポニョ。
ここから連想されるのは、「濃爆おたく大統領」第1話のロケットパンチのパワーアップ案を競うエピソードでした。様々な技術的な工夫が披露される中、オタクの大統領が提案したのは「自分もロケットパンチの上に乗って一緒に殴る」でした。既に移動している波の上で「走る」のは、それと同じような情熱の証なのでしょう。
「いよ、大統領!」