2009年07月26日
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ワンダーフェスティバル 2009[夏]

Written By: 川俣 晶連絡先

 ワンダーフェスティバル 2009[夏]に行ってきました。今回は何せ幕張メッセです。かなり遠いので悩みました。しかしまあ、効率的な経路で行けば時間短縮できそうだったし、ドラクエ9のすれ違い通信の人数を増やせる機会でもあるので、ともかく行ってみました。

経路の問題 §

 昔は具体的な数字を持っていなかったので、素直に東京駅で京葉線に乗り換えていました。しかし、経路検索の結果京王線から都営新宿線に入り、市ヶ谷で有楽町線に乗り換えて新木場経由で京葉線という経路の方が早いことが分かりました。もっとも、それでもかなりの時間を取られますが。やはり、幕張は遠い。

食事 §

 体力勝負というのは目に見えていたので、11時頃の海浜幕張到着時にプレナ幕張で早めの昼食を。ここの1階にあるお好み焼き屋は、ずっと昔に体調が悪いときに入ってネギ焼き(今はもうないようだ)を食べて持ち直して何とか仕事をこなしたことがあって、好感を持っています。というわけで、そこに入ってミックスモダン(だったか)を焼いて貰って力を付けて入場。

広い §

 階段を上がったり下がったりせずにダイレクトに入場できたのはナイス。

 しかし、ともかく広い。

 洒落になりません。

アダルトゾーン §

 年齢を証明できる書類がないと入れません。特に見たかったわけではないので、そこは入らずにパスしました。

技MIX地上航行模型シリ-ズ 戦艦大和 §

 最も凄かったのはこれ。

 何が凄いと言って、戦艦大和本体の出来も凄く良い上に、軍港周辺施設などの情景模型の整備が半端ではなく質も量も凄い。つまり、これは子供のヒーローとしての世界最大の戦艦ではなく、歴史的な風景そのものの再構築です。ヒロイズムというよりも歴史趣味です。

 と衝撃を受けていたのはまだ甘かったのです。帰りの電車の中で昨日発売のモデグラを読んでいたら、戦艦大和最後の行動を10分間に短縮して自動的に再現するのだそうな。ある時刻に主砲や副砲がどちらを向いていた、という部分の含めて再現して自動的に動くのだそうな。

 地上航行というイロモノっぽい言葉にすっかり誤認していましたが、これはなかなかにハードな歴史趣味の産物です。

模型雑誌の展示 §

 1/35 M4A1シャーマンの作例はしげしげと見ました。その結果、「おお、そうだったのか! 戦車は組んでから塗るというが、こう塗れば良かったのか!」とようやく開眼。ドイツ戦車はいくら見ても熱意が沸かないので、シャーマンをじっくり見る機会を得て初めて分かったのかも。

 もうつ、大スケールのジェット戦闘機をエアブラシで塗装している実演も参考になりました。

SWEET §

 今年はあまり元気がなかったような。

 しかし、特別限定零戦52型丙(パッケージはもちろん藤田幸久氏のネコと女の子)はしっかり買ってきました。

戦利品 §

 上記特別限定零戦52型丙と、ワンホビライブセットという謎の楽器のキット(無料で配っていた)です。

ドラクエ9 §

 凄い勢いですれ違い通信が成立しました。1ブロック歩いてからちらりとDSの蓋を開けてチェックすると既に3人。そこで再度すれ違い通信モードに入れて1ブロック歩いて開いてみるとまた3人が入っている、といった状況も珍しくありませんでした。

 結局、行き帰りの行程で成立した分も含め、今日だけで137人とのすれ違い通信を成立させ、累計270人となりました。つまり、昨日までに通信した総人数を超える人数を、1日でこなしました。

 (とはいえ、最大効率ではありません。3人と通信が成立すると一度中断するまで4人目以降は通信が成立しませんが、そうなってもすぐに中断しなかったので。また、中断して別室に行って戻って再度待機モードに入れるまでの間も通信不能時間です)

 おそらく、ワンフェス会場全体でドラクエ9を待機モードで持っていた人は少ない見積もりで100人、多くておそらく400人またはそれ以上といった感じでしょうか。山勘の目分量として。

感想 §

 ワンダーショーケースのミニうちわをもらいました。すると、そこに趣旨が書いてありました。つまり、ガレキを見る目が育ってないので、過去のワンダーショーケースの受賞作を見て育ててくれ、と。

 つまり、ワンフェスの居心地がなぜ良いのか、という理由がここにあります。

 要するに、ワンフェスは「オタクの君たちは素晴らしいよ」という明らかに嘘くさい詐欺的なメッセージを放っていないわけですね。「君たちは素晴らしい」と言わないのは当然として「君たちは素晴らしいはずだ」とも言いません。単純に「君たちはダメダメなので、もっとまともにならねばならない」という至極まともなことを言ってます。

 更に言えば、作品を並べ見せる、というのはある意味でオーソドックスな見る目を養う方法です。見続けていれば、いずれは善し悪しが分かるようになる、というのは1つの真実でしょう。良いものを見る、本物を見る、というのは効能があるでしょう。逆に言えば、見る手間を惜しんで見る目は養えません。

 だから、ワンフェスというイベントは景気の良い美辞麗句でオタクを食い物にする嘘くさいイベントとは違うし、言っていることもやっていることも極めてまっとうです。

 それゆえに、幕張までわざわざ行く価値があるというものですね。

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