2010年02月06日
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冒険の論理・軍隊の論理

Written By: トーノZERO連絡先

 西崎ヤマトと松本ヤマトの差を

  • 真っ白に燃え尽きるまで戦え (負けるまで戦い続けるから決着したら先はない)
  • オレはまだ戦えるのに国家が降伏してしまった (生きている限りオレの負けはない)

 という2つに価値観の対立に収束させてみましたが。

 実はこれは以下の違いとも言えます。

  • オレの戦いであるから、オレのすべてを掛けろ
  • 国家の戦いであるから、国家の道具としてのオレが折れていなくて国家が折れたら負けである

 このことは以下のように言い換えられます。

  • 冒険者の論理
  • 軍人の論理

 とすると、以下の対立構造と付合します。

  • ヤマトは冒険船である
  • ヤマトは軍艦である

 ところが実はこの2つは必ずしも対立しません。

 冒険に出るために軍艦に乗ることも、冒険者が軍人としての籍を持っている場合もあるからです。

 しかし、この構造はたやすく誤認されます。

 冒険行に参加した軍人が冒険者ではなく軍隊の論理を振りかざして一行を危機に陥れるのも、冒険ものの定番です。

 そう考えれば、ヤマトの場外乱闘も冒険もののセオリー通りです。

 ちなみに、おいらは金と時間を失う一方でぜんぜん金は儲かってないぞ!

 (でも、それで良いのだ。ヤマトファンだからね)

余談 §

 というわけで冒険者たちは出港するのであった。ノロイが待つ島へ! (←ちょっと違う)

真面目な余談 §

 SPACE BATTLESHIPという表記は軍艦であり、SPACE CRUISERは冒険船であるとすれば、おそらくSPACE CRUISERと表記した西崎さんとSPACE BATTLESHIPと表記した松本さんの差にも付合する……ということに、あとから気付きました。

もう1つ余談 §

 前に読んだ初期案では地球に戻るのは2名だったかな。石津嵐版でも、ヤマトは帰還せず地球に戻るのは2名。それと比べれば、「さらば」の「島相原以下総員18名」が戻れる「さらば」は、かなり手ぬるく甘いとも言えますね。もっと殺してしかるべきだった、という気持ちがまだあり得るのかも。

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