2010年05月13日
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ブラックタイガー加藤の由来は実は加藤隼戦闘隊ではなく加藤清正ではないか?

Written By: トーノZERO連絡先

 ヤマトの登場人物は、おおまかに分けると以下のようになります。

  • 新撰組系 (沖田、土方など)
  • 戦国武将系 (真田、徳川など)
  • その他系 (古代、島など)

 一方、加藤の名前は戦闘機隊の隊長である以上、加藤隼戦闘隊の加藤に由来するように思えますが、よく考えるとパターンに合致しません。そもそも陸軍の隼に乗っていた名前の男が、「古代、加藤の宇宙零戦帰還」と言われるのは違和感があります。

 しかし、実は戦国武将系と見なすとしっくり来ることに気付きました。

  • 戦国武将系の名前に合致する
  • 加藤三傑という言葉があるらしいが、加藤三郎と1文字違い
  • 虎退治で有名だが、乗りこなし、率いるのはブラックタイガー(黒虎)
  • 山内甚三郎という部下もいたらしいが、これは最後の2字だけ見れば三郎である
  • 海を渡って異国に行くキャラ(戦国武将)である
  • ポジションが近い真田や徳川も戦国武将系なので、戦国武将系で違和感がない

オマケ §

「というわけで加藤だ」

「うん」

「むかし、戦闘機パイロットで戦闘機隊の隊長の加藤といえば、加藤隼戦闘隊を連想していた」

「有名だからね、加藤隼戦闘隊」

「歌まであったぐらいだ。軍歌の歴史から辿っても名前が出てくる」

「だから、昔は疑わなかったわけか。あの加藤かって」

「でも、下の名前は互換性がないぐらい違う。あっちは加藤建夫という名前だ。三郎はどちらかといえば、大空のサムライといわれた零戦の坂井三郎に似ている」

「じゃあ、戦国武将の加藤に零戦の坂井三郎の下の名前を足したもの、という解釈の方が近いのかな」

「それは分からない」

「決定的な証拠に欠けるね」

「ちなみに余談だが、あまり詳しくなかったので知らなかったが、実は加藤隼戦闘隊の隼は1式戦の隼じゃないそうだ」

「えっ?」

「実は1式戦配備前に、既に加藤隼戦闘隊と呼ばれていたそうだ」

「それは驚きだね」

「うん、加藤隼戦闘隊といえば、まず翼を連ねて飛んでいく1式戦のイメージだからね」

「そういえば、よく考えるとブラックタイガーってガミラス艦すら沈められるほど火力が大きいね。これって隼より零戦に近いのかもね」

「うん。隼は翼に機銃を装備できない構造なので、どうしても火力で劣るそうだ。しかも、最初は7.7ミリしか装備が許されなかったし」

「20ミリを装備した零戦に見劣りするね」

「でも、それが良かったのかは分からない。7.7ミリでB-17も落とせることを証明しようと頑張ったと坂井三郎さんの本にあったような気がする。7.7ミリの方が弾道が読みやすく、発射速度も速かったらしいからね」

「難しいね」

「でも、イメージとしてはブラックタイガーも零戦に近いのは確かかもしれないね」

「とすれば、ますます加藤のイメージソースは陸軍の加藤さんより海軍の三郎さんに近いかもしれないね」

「あるいは、虎を退治しちゃった戦国武将だね」

「あくまで可能性の問題だけどね」

余談 §

「そういえば思い出した。ブラックといえば黒だが。ブラックタイガーもかなり零戦のイメージだとするとだな。黒い零戦といえば」

「ブラックゼロ? PSのヤマトゲームにいたね」

「いや、紫電改のタカに出てたような気がする」

「ちばてつや! どこまで話が飛ぶんかい!」

「と思ったら、貝塚ひろしの烈風という作品に出てくるらしい。こちらは読んでいないので分からないのだが」

「飛びすぎだ」

「当たり前だ。飛行機は飛ぶものだからな」

「で空想上の宮崎ヤマトだと?」

「女性パイロットが黒い零戦を操縦して出てくる」

「なぜ女性?」

「もちろん、黒は女を美しく見せるからだ。デッキブラシよりは飛ばしやすそうだぞ」

「これで危機を救うんだね?」

「うん。来るなら来てみろカトンボどもめ。まとめて落としてくれる」

「って、トンボ落としちゃダメだって」

「え? ダメなの?」

「なんてキキ的な状況なんだ」

「ついでに思いついたぞ。紫電改のタカさん」

「なんだそれは?」

「ラケット握らせると叫ぶんだ。燃えるぜバーニング!」

「で、何が燃えるの?」

「味方の日本軍機ばかり火だるまで落ちていくの。我が軍のライターはよく火が付くぞ」

「いくら燃えやすくても自軍の陸攻をライターよばわりしたらだめ!」

「必殺技は波動エネルギーを圧縮した球型カートリッジを打ち出す波動球」

「そこでネタがヤマトに戻るのか。ってか、そんないい加減なことを書いて信じる人が出たらどうするのさ」

「ジジモン。黒猫型ポケモン。必殺技は人形のふり。とかいう説明を書き飛ばした同人誌をコミケで売った前科があるからな。もう怖いものはないぜ」

「おいおい」

「ちなみに、本物のデジモンのジジモンはまるで違うからね」

「って本当にいるんかい。デジモンに」

「わざわざ教えてくれた客もいたらしい。現場にいなかったけどね」

「これがコミュニケーションというわけだね」

「それを言うならコミケーしょん」

「どういうイベントで売ったのが良く分かるね」

「というわけで、デジモンの登場人物でいちばん格好いいのはやっぱり石田ヤマト」

「いつの間にかネタがヤマトに戻った!」

 まじめな加藤の考察で終われなかった……。

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