『宇宙戦艦ヤマト全記録集 TVシナリオ版』に主題歌の歌詞が4番まで乗っていました。通常は2番までですが、歌詞は昔から4番まであります。
しかし、はたと気づきました。
ヤマトのネーミングを分類する §
ヤマトのネーミングは以下のように分類できます。
- 元祖無印系→宇宙戦艦ヤマトという名前に何も付かない
- 番号系→ヤマト2、ヤマトIII、2520 (順番や年号を付加している)
- 機能系→完結編、復活編、新たなる旅立ち (役割を説明している)
- その他→さらば、永遠に
この場合、その他系のみ根拠が明確ではありません。
ところが §
ところが、この場合の「その他」がすべて主題歌に歌詞にあることに気づきました。
そもそも歌い出しが「さらば(地球よ)」です。
そして、3番には「永遠に永遠に」という歌詞まであります。ふりがながあって、読み方は「とわにとわに」です。「永遠に」を「えいえんに」ではなく「とわに」と読む方向性がおそらく既にここにあります。映画「さらば」すら存在していない時期に、既にこういう歌詞があったわけです。
従って §
ですから、おそらく今後、番号系でも機能系でもないタイトルが出てくるとすれば、歌詞から採られる可能性が高いかもしれません。
例は以下の通り。
- 「緑の星の宇宙戦艦ヤマト」
- 「闇路の宇宙戦艦ヤマト」
とはいえ、「闇路の宇宙戦艦ヤマト」というのはいいですね。ブラックホールの向こう側の世界に雪を助けに行く復活編の続編にぴったりのタイトルかもしれません。
うん、意外と似合っているかも。
オマケ §
「ヤマトの3番4番の歌詞というのは、昔から存在することは知っていた。歌詞も見たことがある」
「でも、なぜ今頃気づいたの?」
「凄く昔だからだ。映画の永遠にの頃はすっかり忘れていた」
「なるほど」
「だからむしろ驚きなのだ。そんな古い話と連動しているということを今更気づくのは」
「ははは」
「3番4番はCD化された音源にも収録されていないしね」
「うん」
「コンサートなどでもまず歌われないと思う」
「確かに時間の都合でそこまでは無理かもね」
「客も知らないから一緒に歌えないし」
「君は知ってるのだろう?」
「歌えるほどに歌詞を暗記はしていないぞ」