さらば宇宙戦艦ヤマトの英雄の丘のシーン。
テスト航海から帰ってきたアンドロメダに「ばっきゃろー」と言いながら見送るのは南部です。
今まであまり意識していなかったものの、南部が南部重工の御曹司であると思うと、実は違った解釈が出てきます。
- 親の会社が作った兵器に反発している
- 親の会社以外が作った兵器に反発している
とりあえず、以下の点は明らかです。
- ヤマトの全部か主砲か主砲の部品かは分からないが、南部重工製である
- アンドロメダのメーカーは不詳である
従って、南部が「親の会社が作った兵器に反発している」とすれば、ヤマトに乗り組むことにも反発しているはずです。ですから、おそらく解釈は「親の会社以外が作った兵器に反発している」です。
とすれば §
とすれば、ヤマトという殊勲艦の一部か全部を作った南部重工がアンドロメダ建造からは外されていることになり、南部重工そのものに不満がくすぶっていたのかも。
とすると、ヤマトの謀反というのは、藤堂が煽って古代らを暴走させただけの事件ではなく、地球の現体制への不満が噴出した事件だったと言えるのかも。確かに、古代はうわついた物質文明に不満を持って謀反を起こしたのかもしれませんが、彼をバックアップしたのは「地球を救うために苦労したのに、主流から外されてしまった者達」の不満なのかも。
だから、古代の出航はヤマトに乗って出て行く必要があったわけです。アンドロメダを「より新しく強力だから」といってかっぱらって出航することはできません。だから、藤堂はアンドロメダの裏口を古代に教えて「ここから乗っ取れるよ」とは言わないで、「ヤマトは廃艦と決まったよ」と「乗り逃げできる」と教えるわけです。
オマケ §
「廃艦と決まったよ」
「それはいかん!」
「というわけで『それハイカン』と『それはイカン』を引っかけてみた」
「難しいから没!」
「それはイカン!」