「ヤマト」プロデューサー転落死 小笠原、停泊中の船からより
7日午後0時35分ごろ、小笠原諸島(東京都小笠原村)の父島の二見港で、停泊中の船「YAMATO」(485トン、9人乗り組み)から東京都港区、映画プロデューサー西崎義展(本名弘文)さん(75)が海中に転落、通報を受けた小笠原海上保安署の監視取締船が約20分後に救助したが、間もなく死亡した。
西崎さんは人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズを手掛けた。
同保安署によると、YAMATOは6日夕、二見港に入港し、7日朝から港内で試験航海していた。西崎さんはウエットスーツを着用して遊泳の準備をしていた際、船の右舷中央部から転落した。同保安署は誤って落ちたとみて詳しい状況を調べている。
マジで?
とんでもないことになりましたなあ。
まあ、自分の残りの寿命も数えられる状況で、まして自分の子供時代に既に大人だった世代がどうなっても、もう不思議ではないか。
しかし、実写版公開を見ずに逝ってしまうとは。
ともかく合掌。
話は続く §
「ショックがでかいので、話は終わる予定であった」
「でも続くの?」
「名前はたぶん本名なので伏せるけれどこういうメッセージが来た」
初めまして。
現在40代のずっとヤマトファン男です。毎日更新楽しみにしています。
そっか、ガミラスボーグなんですね。実写版は...。もちろん全然OKです!!!
しかし西崎さん、海で亡くなられるというのが本当に... 完結編の最後を思い出しました。
明日の更新の内容を楽しみにしています。
「こういうメッセージが来るのはヤマトファンだけ」
「しみじみしちゃうよね」
「ヤマトは、簡単に復活したり、簡単に特攻しちゃうから命が軽いってわけではないのだよね」
「そうなの?」
「むしろ逆。死んだ人間は生き返らないから、ヤマトが蘇る話に意味があった。そういうことだろう」
「それにしても、この記事もヤマトづくし。故人の業績と現場になった船の名前がどちらもヤマト。おかげでヤマトてんこもりの記事だ」
「逝くときはヤマトに抱かれて、という感じなのかね」
「しかし、ヤマト関係のスタッフの訃報は何回か耳にするけれど、最大級に痛いニュースだね」
「そいえば、復活編の上映時に死んだ人に捧げるような文言があったような気がするのだけど、タイミング的に実写版は西崎さんに捧げられそうな気もするな」
「結局、ヤマト魂を受け継いでこれからやっていかねばならないのは、おいらたちってことか」
「しかし、まさに無数のコンビニでヤマトヤマトヤマトと並ぶこの時に逝ったのは最高に良かったのかもしれない。分からないけどね」
オマケ §
「哀悼の意を示すために、トップの画像を真っ黒にしようかと思った」
「うん」
「でもやめた」
「どうして?」
「機材のトラブルかと思って焦る人がきっと出るからだ」
「それは確かにありそうだ」
「しょうがないので、敬礼だけしておくよ」
「ヤマト作戦に参加した全ての戦死者に対して、哀悼の意を表し・・・ 全員、敬礼!!」
「西崎さん、 西崎さん、西崎さん、にしざきさーん!」
「それ愛の戦士達じゃなくて哀戦士」
「じゃ、これで。西崎前監督の命令を決行する!」
「命令ってなんだよ。何命令されてるんだよ」
「いやー。偉い人が死んだ後の印象的な台詞が他に無くてさ」
「沖田艦長死んでも佐渡先生が敬礼するだけだしね」
「いや、佐渡先生が死んだときにはもっと別の台詞があるはずだ」
「おい斎藤、ヤマト作れや」
「映画? さすがは西崎先生。こんなときでも。引き受けた。(しゃかしゃか)」
(どかーん)
「できたぜ、西崎先生。お望みのものがよ……、先生!」
「かくして、せっかくできた実写版ヤマトを前に去る」
「洒落にならん」
「とりあえず、ヤマトファンは黙祷」