2010年11月21日
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サカスがやばす・目標、前方の巨大艦(15mだそうだ)・赤坂でヤマトを見る

Written By: トーノZERO連絡先

赤坂サカスに巨大ヤマトが出現!!より

映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の公開に先立ち

巨大ヤマトが期間限定でサカス広場に出現!

夜には音と光で演出する波動砲レーザーショーは必見です!

また赤坂ギャラリーでは「ヤマト・ギャラリー」がオープン

劇中で使用した衣装や小道具、戦闘機の模型を展示しますので

是非、赤坂サカスで映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」の世界をお楽しみ下さい。

 というわけで見てきました。

 「波動砲」レーザー・ショー

 1回目17時:00 (以下5回目まで1時間ごと)

 実は何時にやるか分かっていなかったのですが、17時なら暗いからやるだろうとあたりを付けてスケジュール立案。とはいえ、途中で明るい内に撮っておきたいと思い、早めの到着となりました。

 横には服やミニチュアの展示もあり。大スクリーンにはいろいろな映像に混じってヤマトの予告もあり。

全般的な感想 §

15mヤマト

  • ファン→波動砲が火を噴いただけで満足。こういうのをもっとやれと喜んで帰る
  • マニア(自称)→いろいろ文句を付けて優越感に浸る
  • プロ→そんなことは言われなくても分かってるんだよ。できればやってるよ、と思う
  • 神様→しかし、ここをもうちょっと……というと、プロはそれを認めて頭が上がらない

もっとひねくれた感想 §

「で、君はどれなんだい? 神様になったつもりかい?」

「いや、ぜんぜん。ただの人」

「じゃあ、君はどう思うんだい?」

「もともと、おいらは波動砲よりワープ派だからな」

「なぜワープ?」

「波動砲で雪の服は脱げないがワープでは脱げる」

「……」

「いや、派手に撃ち合うエピソードより、撃たないエピソードの方が好きだしさ」

「分かった分かった」

「だからさ。文句をぶちぶち言う奴はいるだろうが、それは不毛」

「というと?」

「波動砲ならXXがXXであるべき、といった言い方は口で言うだけだから楽だけど、現物を作る方は楽ではないってことだ」

「えーと話を巻き戻して1から順番にやってくれよ」

「いいとも。まず、何を問題意識として持って見に行ったのか、そして何を得て帰ってきたのかという話をしよう」

「得るものはあったの?」

「あったあった。大漁大漁。ほくほく」

問題意識 §

「まず問題意識から始めようか。説明してくれるかい?」

「宇宙戦艦ヤマトの全長ははっきりしない。公式の設定は265.8mということだが、異説やばらつきもある」

「うん」

「しかし、実写版は533m60cmらしい」

「かなり違うね」

「265.8mのスケール感と533m60cmのスケール感はまるで違う。しかし、同じようにヤマトを描くと265.8mのスケール感にしかならない。従って、実写版ヤマトはヤマトの描き方を変えねばならない」

「設定の矛盾を小さくしようとでかくすると、今度は別の工夫が要求されるわけだね」

「うん。そいう問題意識を持って見に行ったわけだ」

得られたもの §

「では、その問題意識はどうなったの?」

「壁に貼ってあった説明図で一発解決さ」

「どういうこと?」

「実写版ヤマトはヤマトであってヤマトではない。船体が全体的に巨大化していて、主砲とか艦載機発進口が小さめになっているんだ。しかも、アニメのヤマトにはない突起物などがある」

「そうか。あくまで500m超のヤマトらしさを描いているわけだね」

「でも、それはヤマトであってヤマトではないことを示す」

「なるほど。サイズがここまで違うと船艦大和のスクラップをカモフラージュには使えないね」

「そういう目で15メートルヤマトを見ると、確かに500m超のスケール感がある。だから200m超の大和とは細部がかなり違う」

「なるほど」

「あと、15メートルヤマトの後方が埋まっているのも上手い処理方法だ。全体を作ると大きくなりすぎるからね。艦尾を地面の下に埋めておけば、作る必要がないからその分だけスペースを節約しできるわけだ」

「そうか。他には?」

「佐渡先生の白衣の横に酒瓶」

「さすがだ」

「あと、これがブラックタイガーではないかと思った機体はコスモタイガーだった。でも乗るのはブラックタイガー隊。コスモゼロではないかと思った機体はコスモゼロで良かった」

「うん」

「15メートルヤマトのショックカノンは1番砲塔と2番砲塔が動いていたが向きが違う」

「ほほう」

「通常、砲塔ごとに違う敵を撃つことは分火と言って砲術のプロからは嫌われるらしい(詳しくはよく知らないので信じるなよ)……のだが、実はヤマトの場合は事情が違う」

「というと?」

「ショックカノンは面制圧兵器なので、敵が脆弱だと思えば違う向きを指向させてより広範囲をカバーするのもありだ。というか冥王星では実際にそうしている」

「なるほど」

「あと、ショックカノンは主砲とは呼ばれるが最強兵器ではないので、軽々と素早く回っても構わない」

「なるほど」

「むしろショックカノンの存在感が軽い方が波動砲の重みが強調されていいぐらいだろう」

「ははは」

「でもさ。実は非常によく分かったことがある」

「なに?」

「実は波動砲の存在意義も軽い」

「ええっ?」

「だから、波動砲がしょぼくてもいい」

「どういうこと?」

「だからさ。このショーの中で、一応波動砲が主役に思えるけど、実際は違う。撃った後の古代の台詞の方が実はずっと力強く強調されている」

「どういうこと?」

「だからさ。波動砲は古代の台詞の前座に過ぎないってことだ」

「おっと」

「ヤマトの最終最強兵器は波動砲じゃない。古代なんだ」

「最終兵器彼氏=古代君」

「そうだ。おまえにはまだ武器が残されているじゃないか」

「沖田さん、教えてください。どこにあるんです? 何が武器なんです」

「猪木だよ」

「えっ!?」

ヤマトのデザイン §

「このヤマトは、おそらくヤマトとしてどうかと見るのは間違っている」

「というと?」

「実写版ではこう描いたというラインを見に行くべき対象なんだろう」

「なるほど」

「ちなみに、左斜め後方、煙突後方の尾翼の後ろから見るのがおいらのお勧め」

「かなり厳密だね」

「他に気付いたことは以下の通り」

  • 波動砲内部は青く光っている
  • 展望室や艦橋、煙突後方の尾翼などに電飾
  • 艦首の下に錨のマーク
  • 斜め前方にヤマトの文字が独立してあり

まとめ §

「結局君は楽しんだの?」

「おう。とっても楽しかったぞ」

「でも、ショーとしてのインパクトはイマイチじゃなかったかな?」

「いいんだ」

「どうして?」

「毎日5回も繰り返されるわけだから、もともとあまり凝ったことはできない。それにこれは映画館に来てね、という宣伝に過ぎない」

「ああ、そうか。宣伝はメインディッシュじゃないってことか」

「そうだ。客を満足させちゃだめだ。なんだこれだけ?と思わせた方が宣伝には正解だ」

「メインディッシュはこちらでございます、と劇場に誘導したいわけだね」

「だから、期待感だけで現物は与えるべきではない。それが宣伝というものだ」

「でも、それは見ても満足できないじゃないか」

「おいらは、赤坂というおしゃれな場所に、これだけでかいヤマトが置かれただけで満足だ。ちょっと近くのマクドで時間を潰したけどさ。ヤマトからもマクドのマークが見えるぐらい近い場所。そのマクドの建物がかなりおしゃれでね。アート的な荒っぽい絵が壁に描かれていたり、斜め前に座っているのがオシャレな女性だったりね。そういう場所だよ。近くにTBSもあるし」

「そうか、ヤマトだけ見てもしょうがないわけか」

「そうだ。しょうもないと思うのなら、こういう作り物はどれをとってもしょうもない。お台場のガ○ダムだって、スモークと首の可動だけだ。手も足も動かない」

「それをいかに楽しめるかが問題だってことだね」

「時間が取れればもう1回は見たいものだな」

オマケ §

「それにしても疲れた」

「なぜ?」

「他の用事で別の場所を回ったというのもあるけどさ。明るいうちに到着して撮りたいって希望と、ショーは暗くなってからという制約は相容れない」

「時間を潰す必要があるってことだね」

「でも、超過はできない。超過すると更に1時間待ちだからね」

「なかなか厳しいね」

「でも、正月映画で良かった」

「なぜ?」

「夜が早いからだ。夏場なら、夜を待つだけでもっと時間を要したはずだ」

「確かに」

「ところで、赤坂サカスって略してカサカサっていうのかな?」

「どうして?」

「だってカタカナで書くとア『カサカサ』カス」

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