「非公式異端的宇宙戦艦ヤマトWikiに中型雷撃艇というエントリを書き足して、はたと思った」
「何を?」
「中型ってことは、他に大型と小型が無いとおかしい」
「は?」
「大小の中間だから中なのだ。2種類なら大か小になる。1種類なら大小で区別する意味がそもそもない」
「そうだね」
「そこで夜も寝ないで昼寝して考えた」
「結局寝てるのかよ」
「そもそも雷撃艇とは何か」
「魚雷を撃つ艇?」
「ヤマト世界では魚雷とミサイルの区別は曖昧だ。また、艇と機の区別も曖昧だ」
「そうだね」
「とすると、三座のコスモタイガーや、雷撃機型が小型に該当するのかも知れない」
「なるほど」
「なら大型は何だろう?」
「はて。中型雷撃艇より大きくてミサイルを撃つ機か艇ねえ」
「ちなみに、ヤマト2の時点で存在していることが必須条件だ『中型』と名付けられた時点で大も小も必要だ」
「それってなんだろう?」
「中型雷撃的より大きいとなると、もう艦船に搭載できないサイズかもしれない」
「陸上機ってこと? テレザートから発進してきた彗星帝国の飛行機とか」
「それは地球製じゃないので、ネーミングに影響を与えない」
「じゃあ何だろう?」
「意外と駆逐艦かもしれない」
「駆逐艦が大型雷撃艇ってこと?」
「雷撃艇はあまり一般的な呼称じゃ無くて雷撃する艇は水雷艇ということだが、水雷艇の拡大発展版が駆逐艦なのだ」
「どうして拡大したの?」
「水雷艇を駆逐するためさ」
「だから駆逐艦……」