「3DSが昨日届いて、その後起こった出来事は衝撃的だ」
「3Dがそんなに衝撃か」
「馬鹿をいえ。映画館で3D映画は数え切れないほど見ている」
「じゃあなんだい?」
「3DS専用ソフトは1本も買っていない。互換のあるソフトも差し込んでいない。スロットは空のままだ」
「じゃあなんだよ」
「何も刺さない状態であまりに遊べすぎる」
「えー」
すれちがいMii広場 §
「特に遊べるのがすれちがいMii広場だ」
「なんだよそれ」
「すれちがい通信だ」
「そんなのドラクエ9と同じじゃないか」
「それはYESであり、NOである」
「矛盾してるよ」
「だからさ、『すれちがい通信』というのは原理的に予測不能なんだ」
「は?」
「どんなにネットを検索して攻略サイトを見ても、次にどんなことを言う人が来るかは全く予測不能なんだ」
「それに意味があるの?」
「ある。なぜなら、ドラクエ9と本質的に同じというのは事実だが、同じであっても予測は不能なのだ」
「分かったぞ。予測できないから、同じでも刺激があるわけだ」
「それだけではない」
「なんだよ」
「ドラクエ9のときは、通信が成立する季節が存在した。ドラクエ9が遊ばれる時期しか頻繁には成立しない」
「すれちがいMii広場は違うの?」
「そうだ。本体をスタンバイで持っているだけで成立する。他のソフトが入っていても成立する。だから、1ソフトの寿命を超えて、おそらく3DSが現役である限り成立し続けるだろう」
「あとから3DSを買った君にも遊べる余地があるわけだね」
現状 §
「現在は4人とすれ違っている。Mii広場の人数は自分を入れて5人だ」
「少ないね」
「たった1回、六本木と往復しただけにしては良い成果だろう。特に通信を成立させるために歩き回ったわけではない」
「純粋に、移動中に成立した人数だけってことだね」
「とりあえず、クッパの絵を完成させたいと思う」
「それだけ?」
「王様の『とのず』が、檻の中なので開放してやりたいね」
「自分の分身がそれじゃ困るね」