「朝では無いが、旬のネタなので臨時更新だ」
「了解」
芦田豊雄 回顧展 §
「君は見にいかないつもりじゃなかったのか?」
「実は、近くに用事ができたので、行ってみることにした」
「ついでかよ」
「まあな」
「ひぇ~」
「UDXとシャッツキステにゴー」
感想 §
「それで、中身はやはりワタル?」
「そうだな。圧倒的にワタルメイン。少しはグランゾートもある感じで。ヤマトとかダイアポロンなど、ほとんど出てこない。ドスコイ姉妹も出番はとても少ない」
「対象層が分かるね」
「しかも、ワタルでもメインは少年。ヒミコとかシバラク先生ではない」
「本当に対象層が良く分かる世界だね」
「まあ、ワタルに関しては当時アニメ系の草の根BBSとかで面白いと言ってもぜんぜん話しが通じない怨みがあったので、怨みを晴らしに行くのもいいかと思った」
「はははは。笑えないぞ」
「だがしかし!」
「なんだよ」
「実は、けっこうバイファムに存在感があった。最初に感じたのは『表テーマがワタルなら裏テーマがバイファム」
「OK VIFAM。そこで溜飲が下がったと?」
「ちちち。都市帝国を倒しても油断をするな。まだ超巨大戦艦が残っているのだ」
「まさか。まだ話に続きがあるのかよ」
「そうだ。実は途中にモニタがあってそこに人が多くて行きにくく、最後に残した一角がある。最後に見にいったら関係者の色紙が並んでいた。しかし、中身が凄い」
「何が凄いんだよ」
「ワタルなんてほとんど出てこない。出てきても少年じゃなくて鳥さんを描いてあったりするのだ」
「なにっ!?」
「北斗の拳のケンシロウが描いてある色紙もあったし」
「そうか。そこだけ違う世界なんだね」
「いや、まだ一番重要なことを言ってない」
「なんだよ」
「ヤマトとかダイアポロンを色紙に描いてる人がいたぞ」
「えー」
「それにショックを受けていたら、島本和彦の色紙はもっと凄かった。なんと、でかでかと古代進。小さく島村ジョー。芦田古代の体型に痺れると、そこまで熱く断言!」
「おおっ!」
「芦田キャラじゃないけど、芦田作画への熱い思いだ。島村ジョーも同じようだが。ともかく、古代の方が大きく描いてあった」
「やはり熱いな」
オマケの感想 §
「3DSのカラーを解説する与太話で以下のように書いたのは意図せずして正解だったようだ」
「ミスティピンクは?」
「ガリバーボーイかな」
「なんで?」
「ヒロインの名前がミスティだから」
「どうして?」
「ガリバーボーイも芦田キャラ。しっかりイラストの展示があったぞ」
「ぎゃふん」
「いやー、この流れでガリバーボーイのイラストを見るとは予想していなかったから、焦ったぞ」
オマケの芦田論 §
「芦田豊雄の絵とは何か」
「何か語れるの?」
「実際に見ていて分かったことが2つある」
「それはなんだい?」
- 立体的な空間を意識した配置である
- しかし、平面的な構成に折りたたまれているので、実際の絵には立体感があまり見えてこない
「つまり、立体的なの? 平面的なの?」
「レイアウトには立体的な発想があるが、表現物になるときは平面に折りたたまれてしまうのだ。だから立体感が乏しいのだが、立体を意識せずには描けないようなレイアウトであることも残る。そういうハイブリッドなどちらにも倒れない微妙な位置が芦田豊雄の魅力なのだろう」
オマケの図録 §
「結局、図録を買ってしまった。2500円もする痛い出費だ」
「捨て置けなかったわけだね」
「しかし、結果は大正解。実は、100ページの1987年のものらしい全員集合イラスト。これは会場でも見たはずだが、見落としていた。全員がセピアっぽいモノトーンなので見落とした。古代と雪とダイアポロンが描いてある」
「えー」
「シンドブックの顔の下に古代の顔がある」
「しんどいこっちゃ」
「まだ自分の固有のキャラが少ない時代だったのだろう。これ以後の全員集合イラストにはもっと新しいキャラしかでてこない。87と書き込まれたこのイラストだけだ」
オマケのメニュー §
「というわけで、シャッツキステでふしぎりを食って帰ってきたぞ」
「満足した?」
「アニメのメニューは滅多に食べられるものではない。その点では満足だ」
「NARUTOの一楽のラーメンとか、イベントで店が出てるみたいじゃん」
「ああいう混みそうな場所にはとても行けない。足が遠のく」
「ぎゃふん」
追記 §
「せっかく撮ったので、あたりさわりのない写真を追記」