2011年12月29日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマトtotal 4214 count

小林誠アートカレンダー2012到着・そして妄想する島次郎物語

Written By: トーノZERO連絡先

「すげー。感動した」

「メカニカルイラストレーションズとどっちが良かった?」

「甲乙付けがたい」

「同格ってこと?」

「いや。枚数がそもそも違うんだ。こっちはたった6枚だぜ」

「えー」

感想 §

「ともかく絵が凄い。しかも細かい。かといって、全体のバランスがおろそかというわけでもない」

「ともかく凄いってことだね」

「これに数千円の価値があるのかは横に置こう。馬鹿なので、値段度外視で買ったわけだね」

「わはは」

「さて、問題はドリルミサイル、人間、復活の物語だ」

「えー。なんだよドリルミサイルって」

「1枚のイラストは、コスモゼロとコスモパルサーが、ドリルミサイル装備なんだ」

「どういう意味だよ」

「だからさ。地球はドリルミサイルと瞬間物質移送機を模倣しなかった、という議論が根底から崩れちゃうわけだ」

「なんと」

「しかも、新型機だけが装備しているわけじゃない。コスモゼロも装備しているのだ」

「そこがポイントなんだね」

「ちなみに、コスモゼロは、コスモパルサーと同じ新型のミサイルを装備しているのもポイントが高い」

「そうか」

「しかし、本当に凄いのは、そのイラストにしっかり人間が描いてあることだ」

「えー」

「他に、ドックのイラストにも人が描いてあるし、そこは凄くいい。なぜなら、宇宙戦艦ヤマトの主役は実はヤマトそのものではなく人間だからだ」

「人が乗り組んでこそのヤマトってことだね」

「それだけじゃない。冥王星でも都市帝国でも、最後は決死隊が乗り込んで解決する。ヤマトが解決するわけじゃない」

「なるほど」

島次郎物語 §

「それから面白いのは、ヤマト復活の手順が詳細に考えられていることだ。真田が最初から復活を前提に機材を沈めておいたとか、とても詳しい」

「えー」

「でも、そこで妄想が膨らむ」

「どんな風に?」

「助手的に一緒にいた島次郎が知らなかったはずが無い」

「そうか」

「そう思うと、島次郎にはヤマトを復活させたい強い動機がある」

「えっ?」

「島次郎自身が、おそらくヤマト世界最大のヤマトファンなのだ」

「ヤマトファンの代表か!」

「しかも、兄貴がヤマトで死んでいる。その際、ヤマトが兄貴を殺したとはおそらく考えない。むしろ、死んだ兄貴の形見がヤマトなのだ」

「なるほど。形見を復活させたいわけだね」

「復活させてこそ、形見なのだ」

「そうか」

「とすれば、なぜ島次郎が真田の部下なのかも分かる。ヤマトを復活させたい気持ちは一緒。古代ら旧乗組員に内緒で修復を進める以上、彼らの援助はあてにできない。その前提で、真田はこれ以上無い最高の助手を手に入れたことになる」

「わお。島次郎がそこにいる理由まで説明が付いてしまうのか」

「その場合、ヒロインは誰か。やはり科学局にいた真帆が適任だろう」

「でも、真帆は島次郎と愛し合うような関係じゃ無いよ」

「うん、そうだ。古代に憧れる真帆は、古代が乗るフネとしてのヤマトを復活させるには協力してくれる。同床異夢で、島次郎と真帆はタッグを組んで、ヤマト復活を推進する。しかし、島次郎は最終的に失恋する。真帆が望んだ居場所はヤマトの電算室なんだ」

「そうか」

「島次郎は、ヤマトの工場長という立場で乗り組むこともできたが、辞退したとも考えられる」

「えー」

「真田相当のポストが空なのはそのせいかもしれない」

妄想プロローグ島次郎物語復活編外伝 §

「物語は、古代と雪の結婚式から始まる。と妄想しよう」

「そこに島次郎とか真田もいるわけだね?」

「もちろんだ。そこで、島次郎はヤマトを復活させようと主張する。だが、古代は平和の象徴として眠らせておくべきだと言って話しが噛み合わない。それを真田が見ている。真田としては、古代に秘密でヤマトを復活させるプロジェクトを遂行中なのだ、島次郎こそ助手に相応しいと思った真田は島次郎をスカウトする」

「なるほど」

「ここで時系列を無視する」

「えー」

「かつて少女だった折原真帆は、島次郎がミニヤマトを見せて『ヤマトはきっと地球を救ってくれる』という励ましに感銘を受けた1人だった。しかし、そこで彼女が憧れたのは励ましている島次郎では無く、ヤマトで戦っている古代進だったのだ」

「ああ、すれ違い」

「美しく成長した真帆は偶然島次郎の前に現れる。信用ができて、天才の真帆はまさに少人数で行わねばならない真田のプロジェクトにうってつけの人材なので、すぐにスカウトされて科学局に入るわけだ」

「そして、真田、島次郎、真帆のゴールデントライアングルでヤマト復活計画は推進されるわけだね」

「そうだ。あくまで平和を謳歌する前提でヤマトの復活など考えもしない古代と雪は、戦いに縁が無い佐渡との付き合いを継続して最終的に娘も任せてしまう。好対照だ」

「なぜ、古代はヤマト復活に賛成しないの?」

「せっかく平和になったのにミリタリーバランスを崩すと思ったのかも知れないよ。象徴的存在として、ヤマト復活は地球の再軍備の印象を強めるだけかも知れない」

「象徴か」

「ここで恋のライバル出現」

「えー」

「小林が登場。真帆を中間に島次郎と小林が火花を散らす」

「で、その勝負はどっちが勝つんだい?」

「どっちも勝たない。真帆はヤマトで古代の部下になることを望む」

「そうか。小林は真帆を追いかけてヤマトに乗るわけだね」

「でも島次郎は辞退した。兄貴の魂が宿るヤマトでみっともない醜態は晒せないからな」

「うわー。なんて悲しい結末なんだ」

「きっと泣けるいい映画になるぞ」

オマケ §

「他に艦橋に大砲が入ってるとか。ミサイル発射口には次弾以降もちゃんと描いてあるとか、ほかにもいろいろあるけどな。ムサシとかも」

「ムサシか」

「ムサシも本気で語る必要があるのかも知れない」

「若桜木虔じゃないムサシね」

「そうだ。宇宙戦艦ムサシじゃなくて、波動エネルギー実験艦ムサシ」

オマケ2 §

「からくり剣豪伝でもなくね」

「それはムサシロード」

「ムサシ、見参でござるダス」

「まさに、なくすものなんて何にも無い捨て身のギャグだな」

「手ぶらは強いぜ。脳天気に行こう」

オマケIII §

「ゲッターでもなくね」

「それはリョウよハヤトよムサシよ走れ」

「今だ今こそ合体だ」

「合体巨艦のムサシでもねえ!」

オマケ2199 §

「ロケット団でもなくね」

「それはムサシ、コジロー」

「ニャースも忘れるなよ」

「ソーナンス」

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