オマケ §
「オマケから入る」
「えー」
「オマケ・ファーストだ」
「やったぞ。あしたのジョーでもないコンドルのジョーでもない新いジョーネタ!」
「他にジョーネタはやれないの?」
「せっかく劇場に期待して出かけたのにイマイチでクラッシャー涙ジョー」
「クラッシャー・ジョーの劇場版はなぜイマイチと感じられたの?」
「そうだな。今冷静にまとめると以下のような感じかな」
- 直線的で単調なストーリー。ひねりが無い
- ゲストが多く内容も豊富だ(本物DPまで出てくる)が、結果として詰め込みすぎて焦点がぼけた
- SF的ネタへのこだわりが希薄
「そうか」
「特に、ひねりが無いというのが痛い。良い映画は途中で前提がひっくり返るものだが、この映画は序盤で事件が起きるだけであまり構図に変化がない」
「そうか」
「と思って考えてみると、実はこの特徴はそのままヤマトよ永遠にの問題とかぶることに気づいた」
「えー」
「ここからが本題だ」
ヤマトよ永遠に問題 §
「長い考察の末、この映画はアルフォンが面白いと分かった。ヤマトの話では無く、アルフォンの話として見ないと面白くない」
「そうか」
「でも実際の映画はヤマト中心で、普通に見るとヤマトの話になってしまう」
「ヤマトの話だとつまらないわけ?」
「そうだ。地球には緊急時に地球を防衛するシステムがあり、最終セーフティがヤマトであった。イカルスに隠したヤマトで敵の背後を突く奇襲システムだ」
「結局、地球には行かなかったけどね」
「そうだ。でもそれは些細な問題だ。あらかじめ計画があり、準備され、人員も揃っていて、命令書で古代達はヤマトに行ってそのまま地球を救ったと言う話は何のひねりも驚きも無い」
「そうか」
「しかも、内容は詰め込みすぎ。確かに中間補給基地攻略の作画は見応えがあるし、サーシャの作画もこだわりを感じられる。でも、全体としては焦点がぼやけた。サーシャだけをアピールしないで、同時並行で雪も出てしまった」
「SF的ネタへのこだわりが希薄って何?」
「いきなり敵母星近くのヤマトに地球から通信が届いてしまうとかね。あれだけ大騒ぎして通信ができるというだけで1エピソードが成立した第1シリーズのこだわりはどうした」
「詰め込みすぎてネタがこぼれたね」
「そうだな。詰め込みすぎて、つまらない設定でなんとか辻褄を合わせようとしているが、結局甘さが残っただけ」
「アルフォンの話ならいいわけ?」
「そうだ。アルフォンの話とすれば途中で前提がひっくり返る」
次はリベンジ §
「じゃあ、どうすればいいの?」
「ここまで来たらリメイクでリベンジを期待するしか無い」
「えー」
「ヤマトよ永遠にムービー大戦201X」
「どんな内容だよ」
「ヤマトが地球を救う古代とサーシャの話が始まるが途中で終わってしまう。そこでざぶーんが来て、アルフォンと雪のラブストーリー映画が始まる。でも、それも途中で終わってしまう。そこでざぶーんが来て2本の映画がなぜか合流して地球と母星のスイッチを両方とも止める話になってハッピーエンド」
「どっかで聞いたような映画だなあ」
「1本目は古代とサーシャ、2本目はアルフォンと雪、3本目が古代と雪というカップルで進行する。分かりやすい」
「2本目は、『いくぜアルフォン』『いいよ、森雪』『さいくろーん』『じょーかー』っって進むんだね。『悪魔と相乗りする勇気、ある?』『重核子爆弾の秘密のためなら、私地獄に墜ちてもいい!』。2人が一緒に過ごす初めての夜の話『ビギンザナイト』が語られるのだね?」
「それは某ムービー大戦。いやマジで第2次ヤマトブームが来たらリメイクを期待してもいいかもしれない。いや、むしろしてくれ。シナリオは俺が書く」
「どんな話にするんだよ」
「もちろん意外性のある話」
「どんな風に?」
「もちろんライダーのパターンなんかにはしない。ネタはネタ。本気で映画をやるなら当然別。でも詳細は内緒。映画とはそういうものだ」
オマケ §
「夢想としても無謀であった永遠にのリメイク。それが想定可能とは、驚くべき時代の変化だ」
「本当に可能だと思う?」
「それがビジネスになると出資者が納得する空気ができたら可能じゃないか?」
「スタッフにやる気が無かったらダメじゃ無いの?」
「スタッフと言っても、既に固定メンバーはいない。西崎さんの死後、特定の人物が『私がヤマトだ』と言える環境ではない」
「じゃあ、永遠にのリメイクに乗り気の誰かさえいればOKなんだ」
「でも、永遠にだけリメイクしても中途半端」
「えー」
「新たなる旅立ちもリメイクしないと」
「どんなタイトルになるんだよ。新たなる再出発?」
「新新たなる旅立ち」
「どんな内容なんだよ」
「雪が新新と降ってくる」
「日本アルプスかよ。火星かよ」
「いや、空から森雪が」
「親方~、空から女の子が」
「それはラピュタ」
「ちなみに、空から女の子が落ちてくるパターンを落ちものというらしいぞ」
「テトリスじゃないのか」
「テトでもキツネリスでもないらしいぞ」
オマケよ永遠に §
「だがしかし。雪が落ちてくるパターンはあった」
「どこに?」
「永遠に。連絡艇に乗れなかった雪は連絡艇からアルフォンのところに落ちる」
「そうか。アルフォンから見れば、雪は落ちてきた女の子なんだ」
クラッシャー・オマケ §
「ところで、永遠にとクラッシャー・ジョーの類似点がまだあった」
「まさか」
「文字だけ見るとそっくり」
「ぎゃふん」
クラッシャー・オマケ2 §
「ところで、永遠にとクラッシャー・ジョーの類似点がまだあった」
「まさか」
「でも喜んでいいぞ」
「何が?」
「ギャグキャラとしての素質はアルフォンの勝ちだ」
「アルフィンはもともとギャグキャラじゃねえ! ヒロインだ!」
クラッシャー・オマケIII §
「アルフォンだってヒロインになれるぞ」
「は?」
「森雪の肉体を奪えばいい」
「それでアルフィンとでも名前を変えるのかよ」
「既に胯間にアレが無いので、アルフォンからナイフォンに名前を変更」
「ナイチンゲール級の下ネタかよ」
アルフォンオマケ §
「やっぱり、アルフォンはいいなあ」
「美形だから?」
「いや、ギャグとの相性バッチリだから」
「ぎゃふん」
アルフォンオマケ2 §
「アルフォン少尉、あなた私の身体が目当てだったのね。アレのない身体が欲しかった性転換願望を持つ変態だったのね?」
「うぬぼれるな。性転換ぐらいすぐできる」
「きゃー。アルフォン少尉の身体からアレが外れた」
「機械の身体なので、メンテナンスの都合上取り外し自由だ。さあ、アレが無い以上既に女だぞ。どうだ恐れ入ったか」
「分かりました。私を助けたのはガールズトークを楽しみたかったのね! いいわ、あなたのことはナイフォンちゃんって呼んであげる」
「嬉しいぞ、森雪」
「本音をさらけ出して楽しいお話をしましょ!」
「そうだな。ざっくばらんに行こう」
「さっそくだけど、重核子爆弾の秘密を教えて。女同士だもの、いいでしょ?」
「……」