「さて、2014/12/18のヤマトークの感想だが」
「映画本編は見たのかよ」
「見たよ」
「感想は?」
「それは横に置くとして」
「置くなよ」
「じゃあ、音楽が良かった。葉加瀬太郎版のオープニングだけは毎日聞いてるが、うちの再生環境とは大違い。いろいろな豊かな音が聞こえるよ」
「他には?」
「市川純を見ていた」
「他には?」
「音楽が良かった」
「それはいいから、他には?」
「2回目に見ると真犯人に関するベタベタな伏線が山ほど張ってあった」
「他には?」
「結局さ、ヤマトは突っ込みどころがあってこそ、という誰かの意見を見て目から鱗が落ちた。そうだよな。突っ込みどころが多いなんていう突っ込みは野暮だよな。むしろ、突っ込んで楽しまないと」
「ひ~」
「じゃあ本題に戻ろう」
「ヤマトークだね」
ヤマトークは §
「席はかなり埋まってた。空席はあったようだけど」
「集まりは良かったのだね」
「たぶん、ヤマトファンの他に彬良ファンも動員できているのだろう」
「それは良かった。それで君は知りたいことがあったのだろう?」
「そうそう。ランティスとヤマト2199の間に何があったのか。なぜCDの発売が中止になったのか。それをヤマトークで話してくれるのか?というつぶやきが意外と広範囲にリツイートされてみんな思うことは同じかと思った」
「話してくれた?」
「いいや。話さない。でも間接話法で知りたいことは語られた」
「間接話法ってなんだよ」
「とりあえず、以下の情報から各自が推理してくれ。推理した結果が正しいという保証は無いがね」
- ランティスからは方舟サントラのCD発売中止が明言されている
- ヤマトークに入場する際、日本コロンビアのチラシが配布された
- 方舟のサントラCDは出ると明言された
「君の感想はどうなんだい?」
「うん。【彗星出現、ヤマトを改造せよ】という状況だと思う。ヤマトの改造は既に始まっているのだが、それが表面化したのが12/17ぐらいではないかな」
「なぜすぐに見えてこないんだ?」
「そりゃもう、映画を劇場公開する際に、バタバタした内情は見せたくないのだろう」
「2週間ぐらい経過したらまあいいかってことなのか」
「事実はどうか知らないよ」
「それで、問題は音楽だけかい?」
「いいや、他の方面でも何やら動きがある感じだが、それは【感じ】のレベルを超えない」
「何か裏情報を掴んでいるのではないか?」
「何も知らないよ」
「他に何か?」
「プレミア上映会でヤマト2199は終わりと明言されたし、ヤマトクルーの会報でもヤマト2199は終わりだと明言された。何か新しい時代への胎動は既に始まっているのだろう。2014/12/18と22のヤマトークはそういう意味で、胎動を間接的に意識させるために存在しているのだと思うよ」
「方舟の音楽の話をしていても?」
「うん。そうだ。方舟はけして否定されはしないし、話題の焦点にもなっている。しかし、何か微妙な空気感が残る」
「それはなんだい?」
「ヤマトは舵を切った、ということだ。切り始めたのはかなり前。それが顕在化してきたのが最近。追憶の航海のあの内容はその予兆。方舟は従来型2199の完結編だが、そこにも何かが侵食している。しかしそれが明確になるのはまだ先のことだろう」
「分かった。その【何か微妙な空気感】を感じるために君は行ったのだね?」
「まあ結果としてはそうなるな。次回もそういう目的で行くことになるだろう。行ければだけどね」
オマケ §
「上映前にオリジンの宣伝が流れたが、あれを見ると【赤い彗星出現・ヤマトを改造せよ】というネタが思い浮かぶ」
「青い瞳のキャスバルだからだね」