歴史が大きくかわるとき
ラーズグリーズはその姿を現す
はじめには 漆黒の悪魔として
悪魔はその力をもって 大地に死を降り注ぎ
やがて死ぬ
しばしの眠りの後
ラーズグリーズは再び現れる
英雄として現れる
「古代」
「なんだデスラー」
「私はラーズグリーズになれただろうか」
「おまえまさか。ラーズグリーズになるために地球に遊星爆弾を降らせた後で、死んだふりを……」
「ふふふ。ディンギルに攻撃されたヤマトを助けに来た私は英雄に見えただろう?」
「デスラー、良い知らせと悪い知らせがある」
「話を聞こう」
「おまえは確かに漆黒の悪魔だった」
「そうだろう?」
「だが、英雄は沖田艦の名前だ。おまえの名前にはならない」
「……」
オマケ §
「ヤマトの坊やか。坊やと言えばまるでグリムだな」
「隊長、俺に兄がいる話って したことありましたか?」
「いや」
「いるんです、兄が。何事もなければ、恐らく この作戦に参加しているはずなんですが…。冥王星で死んでしまいました。許すまじ沖田」
「しまった。ヤマトの坊やに変なスイッチが入ってしまった」
オマケ2 §
「こちらサンダーヘッド。河川上流部に敵の増援を確認した。地対地ロケット砲部隊と…馬鹿にしやがって、戦艦だ」
「多弾頭砲とヤマトですね?」
オマケIII §
「たはーっ、俺たちゃついてねえ。化けもんにばかり大当たりだ。なあ、ブービー、俺、あきらめていいか?!」
「見ておれ悪魔め。わしは最後の1人になってもけして諦めたりはしない」
「ダメなのね」