「WikiPediaの【架空の惑星一覧】にはこのような記述がある」
第10番惑星
アステロイドベルト
アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に登場。火星と木星の間の小惑星帯のことではなく、冥王星の外周にある第10番小惑星帯。第10番惑星の成れの果てと考えられる。ヤマトがシュルツ艦隊を破ったところ。実際にエッジワース・カイパーベルトと呼ばれる小天体の帯が存在すると考えられている。
「つまり、第10番惑星=アステロイドベルト=エッジワース・カイパーベルトなんだね?」
「問題はその先」
「その先とはなんだい?」
「どう考えてもこの話は全体のつじつまが合っていない」
「というと?」
「冥王星の外側の第2アステロイドベルトという設定そのものが後付けだろうと思っている。本来は、火星と木星の間のアステロイドベルトのことだろうと思う」
「それはどうして? 第10番惑星の慣れの果てといっているのに?」
「1970年代頃、10番目の惑星はあるのか、という話が盛んだった。冥王星の更に外側にあるのか。水星の更に内側にあるのか。はたまた、太陽を挟んで地球の反対側にあるのか。そういう解釈の1つが、火星と木星の間に1つ惑星があったが、壊れてしまったというもhのだ。本来、【第10番惑星の慣れの果て】という表現はそれを示していたのではないかと思う」
「でも、それだと冥王星から遠すぎるよ」
「そうだ。冥王星の外側の第2アステロイドベルトという設定の方が距離的な整合性は高い」
「じゃあ、第2アステロイドベルトの設定は妥当なんだね?」
「ところがね」
「は?」
「第11番惑星を考えると話が捻れてくる。そもそも、アステロイドベルトもエッジワース・カイパーベルトも惑星にはカウントされていない」
「うん」
「なのに、第9惑星冥王星の次は第11番惑星なのだ」
「冥王星がまだ惑星だった時代だね」
「第10という番号が第2アステロイドベルトに割り当てられているが、火星と木星の間の第1アステロイドベルトに割り当てられていない。この差はなんだろう?」
「そこはどうなんだろう?」