「第10番惑星の話を少しだけ続けようか」
「なんだい?」
「実は最近【はいからさんがこけた】という作品の存在を知った。【はいからさんが通る】7巻に収録されていると知って、買って読んでみた」
「ヤマト関係ない」
「いやいや。欄外にヤマトを見ているという話が書いてあって驚いた。大和和紀だぞ。名前が大和だぞ」
「わはははは」
「というわけで、純然たる宇宙戦艦ヤマト関連の話題。2600年のプレイボールにもヤマトを見ているという話題が欄外にあった」
「そうか」
「それはともかく、かつて想像された10番目の惑星のバリエーションの1つ、太陽を挟んで地球の反対側にもう1つの地球があるという設定は、たとえばジェリー・アンダーソンの決死圏SOS宇宙船(1968年)で使われている。全てが左右逆転したという設定だ」
「なるほど」
「で、【はいからさんがこけた】なんだがね。実はこれも太陽を挟んで地球の反対側にもう1つの地球があるという設定。一部、反転世界というアイデアが含まれるので、おそらく決死圏SOS宇宙船を作者は見てるのではないかという気がする」
「少女漫画家が?」
「宇宙戦艦ヤマトやガッチャマンを見ているような少女漫画家なら見ているかもしれない」
オマケ §
「それで、君は何を妄想した」
「いや大したことじゃないよ。もう1つの地球にはまだ死んでいない沖田十三がいて、彼を連れて来て艦長にすれば佐渡先生は頭を坊主にしなくても済む」
「おいっ!」