2015年11月13日
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フジミ 1/700 神通【新旧】

Written By: 川俣 晶連絡先

神通

「1993年7月25日完成 2015年11月10日艦載機修復 フジミ ウォーターラインシリーズ 軽巡洋艦『神通』と2015年11月11日完成 フジミ 特シリーズ 軽巡洋艦『神通』だ」

「1993年と2015年に同じ模型を作ったの?」

「ほぼそう。厳密に言うと、1993年のはウォーターラインシリーズで、2015年のは特シリーズなのだがね。金型は同じと思われる」

「どっちもフジミ?」

「そうだ」

「なぜアオシマの神通を作っていないの?」

「今の自分と比較するため同じものを選んだ」

「なんでフジミ神通にこだわったの?」

「1993年のは出戻り第1作ということになる。このあとしばらく作ってないけどね。本格復帰は【紅の豚】の頃だと思う」

「なんで【紅の豚】の頃なの?」

「あれは原作が模型雑誌掲載なので、その頃から模型雑誌を見るようになった」

「なぜフジミの神通を作ったの?」

「当時は4本煙突の5500トン軽巡が好きだったから。寄りによってダメなキットを作らなくても……と怒られた」

「実際に作り直してどうだった?」

「ダメだった」

「ひぃ~」

「いろいろと組みたて方を模索して、かつ、ヤスリ大活躍」

「どこがポイントだった?」

「以下の4点かな」

  • 主砲の向きが狂いやすい
  • 艦橋は隙間と段差ができる (その上前面にはモールドが存在しない箇所がある)
  • 艦橋前の機銃の台座は確実に隙間が残る
  • 煙突の上部が少しずれる

「対策は?」

「主砲は、シールドを接着せず取り付けて、砲身の向きを決定してからシールドも接着して固定した。艦橋は執念で隙間をなくしてヤスリで段差を削った。機銃の台座は穴が小さいので対策しなかった。煙突はダボを削って位置を調整して接着した」

「大変だね」

「愛がないと作れない」

「愛か」

「このキットを作って愛に目覚めたよ。愛があれば先に進めることもある」

「じゃあ。このキットはお勧め?」

「愛があっても無くてもお勧めしない。手間が掛かるだけ」

「じゃあ、なんで作ったんだよ」

「意地?」

「じゃあさ。あえてこれを作るという人がいたらどうする?」

「頑張れ。限界を超えろ。1隻ぐらい失敗してもめげるな。安いからもう1つ買え」

「君も2つ買ったんだね?」

「1つは失敗したよ。なめて掛かったら返り討ちに遭った。油断したらそこで死ぬぞ」

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