「単に人気があるだけのアイドルを映画に出演させたがただ立っているだけという状況を"棒立ち姫"とか"立ちんぼ姫"と言うが、よく考えるとガンダムにも多いな」
「どこに立ってるだけの姫が」
「ほら。敵から撃たれているのにそこに棒立ちになったまま射撃しているモビルスーツってよくあるじゃないか」
「伏せることもしなければ障害物の後にも隠れず、わざわざ目立つ状態で立ったまま。自滅願望そのものだってことだね」
「そうそう。あれは不自然すぎる描写だ」
「じゃあ、ヤマトならマシ?」
「いやいや。意外と撃たれても回避行動も取らない宇宙艦艇とか珍しくないからね」
「ビームじゃ回避する時間がないのでは?」
「ゆっくり進んでくるミサイルでもなぜか回避することは少ない」
「えー」
「でも、最近もっと凄いのを見た」
「どんな光景?」
「禿げたおっさんの大群が突っ立ってるだけ。その場で撃たれて単に血を流して死んでいく。あれは何だろうね。間抜けにしか見えない。身体を張って何かを守りたいなら速攻で死体にされたら守れない。宗教的殉職者になりたいのなら、死に顔はもっと喜んでいるはず」
「あー。ダメだよ。その話は突っ込んじゃダメ」
「そうか? まあいいや。"棒立ち姫"は追加生産されるので尽きることはない。予算不足という壁がある限り、動くはずのタイミングで動かないで爆発する光景は未来永劫作られ続けるだろう」
「で、ヤマト世界の究極の"棒立ち姫"は何だと思う?」
「重核子爆弾。本当に棒立ちしてるだけ。何をされても立っているだけ」
「爆弾はしょうがない。宇宙戦艦限定なら?」
「超巨大戦艦だな。ほとんど動かない。まあ線が多すぎて動かせないと思うけど」
「CGになれば動くのでは?」
「あまり動かすと形状の矛盾が出るぞ。あるいは、あまり凄く無いことが露呈する」
「ひぃ~」
オマケ §
「単に人気があるだけのアイドルを映画に出演させたがただ立っているだけという状況を"棒立ち姫"とか"立ちんぼ姫"と言うが……」
「ヤットデタマン」
「そのネタ、やっと出たか」