「ヤマト2199や2202が好きな人が何を好きであろうと、それに恥じる必要はない。好きに理屈はないのだ」
「それで?」
「しかし、話はそれだけで終わらない」
「どこがどう終わらないの?」
「たとえば、ヤマト2199/2202の山南ファンが【これがヤマトの山南だ】と騒ぐと、外部からはこちらが好きな山南と混同されがちだ」
「容姿も性格も経歴も全くの別人だからね」
「そう。教育一筋の山南がアンドロメダの艦長などしているはずが無い」
「そこは困るわけだね」
「そう。周囲から【おいらがアンドロメダ艦長の山南が好き】という認識が産まれるとすれば、それはただの虚構だ。全くの虚構が一歩きしてしまうとそれは困る。困るということは、はっきりと言わねばならない」
「解決できない問題なの?」
「いや、山南の問題は解決できることに気づいた」
「それはなぜ?」
「実は山南という姓が共通している以外に、同一人物であることを示す描写は何も無いからだ」
「つまり、アンドロメダ艦長の名前が山南だからといって、同時に宇宙戦士訓練学校に山南という教官がいてもおかしくないわけだね?」
「そう。だから、アンドロメダ艦長の山南には兄がいて、兄は教育一筋の恰幅の良い男だという設定があっても良い」
「下の名前はどうなんだよ」
「実はヤマトよ永遠にの山南には下の名前が存在しないようだ。ヤマト2199の山南と同じ名前とは限らない」
「何とかなればいいね」
オマケ §
「でもさ。兄弟ではタランと同じだよ」
「じゃあ、従兄弟で」