2017年07月26日
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感想・宇宙戦艦ヤマト2 第5話 主砲全開! 目標ヤマト!!

Written By: トーノZERO連絡先

「このエピソードって、最初に見た時はかなり肩すかし感があったのだ」

「なんで?」

「結局、ヤマトを阻止したいアンドロメダも、アンドロメダを突破したいヤマトも撃たないからだ」

「確かに」

「でも、大人になってくるとまた印象が変わってきてな」

「というと?」

「この対立は同じ地球人の間の考え方の差でしかない。本来武器で解決するような問題ではない。意地を通すために武器を持ちだしたけれど、目的は武器を使うことではなく意地を通すことだった」

「戦いは目的ではないわけだね」

「そう。古代の目的はテレザートに行くことであり、別にアンドロメダと戦うことではなかった。土方の目的は反乱兵を武装解除して連行し、ヤマトを無傷で戻すことだったはずだ。しかし、スムーズに行くとは思えないので武器を持ちだした」

「武器は、俺は本気だという意思表示のためにあるので、撃つためではないのだね」

「そうだ。ところが、状況は双方が武器を抜いてしまったことで膠着する。撃ってしまうと味方殺しになってしまうが、かといって先に撃たせると確実に部下が死ぬ。双方が同じジレンマを抱え込む」

「あとはひたすら我慢比べをするだけということだね」

「そうだ」

「答えは無いの?」

「いや、ある」

「それはなんだい?」

「まず双方がけして撃たないこと。撃ってしまうとしこりが残るからね」

「それから?」

「遭遇に失敗したことにして、阻止チャンスそのものが存在しなかったことにする」

「それはなぜ?」

「土方としては撃っても見逃しても角が立つからだよ」

「なるほど」

「だから、古代と土方が意図せずして共同で難題に答えを出した。古代が撃たないことを選択し、土方が遭遇に失敗したことにしてしまった」

「それゆえに、古代はこれでよかったんだと真田に誉めてもらえるわけだね」

「そして、誉めてもらえない土方はボケ老人を演じて幕だ」

オマケ §

「撃ったら角が立つって」

「そう。同族に対して撃つと角が立つ。身内の争いほど醜く長期間に及び根深いものはないからね」

「内戦、内部対立の恐ろしさだね」

「遺産相続で兄弟で争うとか、よくある話だ」

「確かに」

「だから、ヤマト2では好きなエピソードだよ。大人になった今は」

「今っていつのこと?」

「テープからサルベージした2010年ぐらい」

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