「実は、宇宙海賊キャプテンハーロック(コミック版)とガンフロンティアの類似性に気付いた」
「ハーロックが登場しているから?」
「そうじゃない。実は、シヌノラとラフレシアは、【敵でありながら心情的にハーロックの味方になる】という特徴が似ている。しばしば同族が敵になるという部分も似ている」
「それで?」
「大ヤマト零号がアルカディア号的であることから逆算すると、アニメ企画・新宇宙戦艦ヤマトも同じような特徴を持っていたのではないか、と推定する」
「そんな推定をして何が嬉しいんだい?」
「実は、暗黒女王ダークイーンを解釈可能にできる」
「暗黒女王ダークイーンとはなんだい?」
「交響組曲【新】宇宙戦艦ヤマトの2曲目のタイトル。この2曲目は【移動性ブラックホールの驚異】【メタノイド】【ダークイーン】という構成になっているらしいのだが、実【ダークイーン】という曲の部分はけっこう綺麗な音楽になっている」
「つまり、ダークイーンは敵でありながら共感しうる存在?」
「そういう推定も可能だろう」
問題は【りんたろう】解釈 §
「問題は【りんたろう】解釈にあるのかもしれない」
「【りんたろう】解釈とは?」
「地球はあくまで守られるべきであり、敵の大将はあくまでラスボス」
「ふむふむ」
「それに対して【勝間田具治】解釈は、地球の一部は唾棄するものであり、敵の大将との共感があり得る世界だ。これが【映画・わが青春のアルカディア】世界だ。おそらく松本零士解釈でもあるはずだ」
「つまり、その差がポイントだね」
「SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCKとの関係性も気になるが、そのあたりの厳密な話はちょっと手に余るので取り組まない」
「翼はもう要らないんだね?」