「ベンチャーソフト版大ヤマト零号のパッケージには明確に以下のことが書いてある」
- 【大ヤマト零号】は【大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7】とは別の設定である
- 【大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7】は企画が進行中である
「つまり、【大ヤマト零号】は【大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7】の変形したものではない?」
「そうだ。WikiPediaに書いてある【しかし、TV放映には至らず、再構成されOVA『大ヤマト零号』】という解釈は正しくないかも知れない」
「では何が正しい解釈なんだい?」
「単なる推測に過ぎないがね」
「語ってくれ」
「大ヤマト零号の【ひたすら予兆だけを描く】【全ての見どころは未来形で存在する】【物語が閉じていない】【零号というタイトル】【大ヤマト零号は発展する艦として描かれているのに発展する場面はない】等々という特徴からして、実は大ヤマト零号は独り立ちした作品ではないと推定した」
「ではなんだい?」
「おそらく、【大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7】の前日譚が【大ヤマト零号】ではないだろうか」
「まさか」
「大ヤマト零号が完全な姿に進化して零号が取れた後の話が【大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7】で、そこでガイラーとの決着が付くのではないだろうか」
より突っ込んだ予測 §
「より突っ込んだ予測をしてみよう」
「ただの想像だね」
「そうだ。ただの想像だ」
「では何が見えたんだい?」
「実は大ヤマト零号には【始まっていない】【終わっていない】という特徴がある」
「どういう意味だい?」
「始まりが唐突すぎる。終わりも完全に終わっていない」
「それで?」
「大ヤマト零号全5巻を見ていると、実は30分のTVアニメ全10話に見える。ということは、実はTVシリーズ【大銀河シリーズ 大ヤマト編7vs7】全26話の中の中間の10話を抜き出したものではないだろうか」
「えー」
「大ヤマト零号第1巻は第1話に相当しない。大ヤマト零号第5巻は一つの区切りが付くので中盤のクライマックスと推定すると、大ヤマト零号第5巻は全26話中の12話と13話に相当すると推定した。そこから逆算すると、以下のようになる」
- 大ヤマト零号第1巻 7vs7第4話第5話
- 大ヤマト零号第2巻 7vs7第6話第7話
- 大ヤマト零号第3巻 7vs7第8話第9話
- 大ヤマト零号第4巻 7vs7第10話第11話
- 大ヤマト零号第5巻 7vs7第12話第13話
「そうすると、【しかし、TV放映には至らず、再構成されOVA『大ヤマト零号』】という記述の方が正しいことになるね」
「そうなる」
「じゃあさ。大ヤマト零号第1巻の前に何があったと思う?」
「第1話から第3話までは存在したという推定だ」
「その内容は?」
「ベンチャーソフト版大ヤマト零号第1巻のオープニングがそのダイジェストということになる。ホンゴウ・ユキが鳥を使って人を集めて大ヤマト零号は発進する。おそらく、その過程で人集めや、オキ・シンマが大ヤマト零号を知って追いかけようとするエピソードなどが挿入されるものと予想する」
「ってことは、その予測が正しいなら7vs7全26話の構成案とかもしかしたらシナリオは存在することになるぞ」
「あるかもしれないね」
「見たいか?」
「見たいねえ。もし、そんなものがあるなら」
オマケ §
「傍証に気付いた」
「何だよ」
「【企画時の仮題の「7vs7」が示すように、7つの銀河の7大艦隊という設定だった。】とWikiPediaに書いてある。大ヤマト零号では敵は4艦隊だ。残り3艦隊はどうしたのか」
「どうしたんだ?」
「残りの話数で対峙するはずだった……と思えばすっきりと解釈できる」
「ガイラー総統がやっつけたメタノイドラッケン3体は数に入らない訳だね」
「おそらく、あれは7vs7が作れないことから強引に付けた結末だと思うよ。あれは本来の流れとは違うと思う」