「コスモウォーリアー零を1回見ようかと思ったら3回も見てしまった。2話から4話」
「それで?」
「海賊に襲撃されつつある機械化人のステーションの前に割りこんで盾になる火龍。これは復活篇の移民船の盾になるヤマトの元ネタかも知れない」
「なるほど」
「しかし、物語としての芸が異なっているので、どっちも面白い」
「どう違うの?」
「コスモウォーリアー零の場合、止むを得ず人類のために戦っている善人をセントエルモ砲を撃ってしまうが、その後で実はそんな善人は最初から存在しなかったという落ちが付く。復活篇の場合はゴルイが割って入って英雄的な行為が味方を産む話になっている」
「それで?」
「同じネタでもちゃんと咀嚼して自分の表現として別の趣向で楽しませてくれるのが物語作りの上手い人」
「コスモウォーリアー零と復活篇はどちらも上手いってことだね」
「こういうのは見ていて気にならないし、楽しいよ」
オマケ §
「コスモウォーリアー零、いいねえ。第4話の子供を守っている傭兵の話。馬鹿な子供が自分から敵を呼び込んでしまう。ああいう話は人間くさくていい。子供はそれをテコに大人になるわけだ。非常によろしい」
「なるほど」
「それにしても、コスモウォーリアー零のマリーナ・沖と大ヤマト零号のオキ・シンマは関係あるのかね」