回顧2017 §
「2017年で最も君にとっての重大事はなんだい?」
「ヤマト2202に対する微妙感かな。支持不支持がはっきりと分かれた以上に不支持ではないが積極性を欠いたり、小説を読んでやっと納得した……といった感想を見たりして支持もイマイチ盛り上がりを欠くことが印象的だった」
「その状況に対して何か前向きな提言はあるかい?」
「特にない。そもそもヤマト2202は参考までに一回見る程度だからね。同じような意味で、参考のために見る映画は多いので、特例でもない」
「態度が後ろ向きだね」
「自分が見たいヤマト像という観点から言えば、180度回れ右してどんどん遠ざかっているのはヤマト2202の方だからね。こっちの態度は変わっていない」
「あっちの態度が後ろ向きってことか」
「話はこれでおしまいかな」
「何か君にとっても前向きの重大事はないのかい?」
「大ヤマト零号の再評価、コスモウォーリアー零の再評価は意味があった」
「ヤマト研究のミッシングリンクを埋めるポジションだね」
「それどころか、今どきのヤマトに無いものは何かを明確に浮き彫りにしてくれた」
「それはなんだい?」
「いろいろあるが、最大のものはやはりティムだな」
「バキバキバーキ!」
展望2018 §
「2018年のヤマトシーンに君が望むものはなんだい?」
「うむ。その点に関しては、他人に思い通りの何かを望むことは間違っていると思ったよ」
「えー」
「やはり自分が欲しいものは自分でやるしかない」
「君が欲しいものとはなんだよ」
「大ヤマト零号とコスモウォーリアー零の更なる研究は進めたい。コスモウォーリアー零については、ヤマト研究というよりもガンフロンティア研究の延長にあるがね」
「じゃあ、大ヤマト零号を研究したい理由はなんだい?」
「物語の半分が折りたたまれて埋まっているので、それを掘り起こしてみたい。たぶん、違ったイメージが浮上するはずだ」
「じゃあ、コスモウォーリアー零を研究したい理由はなんだい?」
「実は、コスモウォーリアー零のハーロックもトチローも間違いを犯す存在として描かれている。興味深い。それにやはり後半のドラマが少しおかしい。本来かくあったはずの物語を考えたい」
「君にとってのヤマトファンとしての整合性はどこにある?」
「アナライザースカートめくり派が行き着く先は、ティムとなるのが自然だよ。バキバキバーキ!」
「えー」
「バトライザーも表現がティム的だしね」
オマケ §
「そうそう。2017年最大の発見」
「それはなんだい?」
「アニメ、ガンフロンティアよりも、コスモウォーリアー零に出てくるガンフロンティアの方がよりガンフロンティアらしい」
「エロくないよ」
「でも、デタラメだ」