「思い出したので記憶を探ってみよう」
「何を思いだしたんだ?」
「ZZZ」
「それはなんだい?」
「ZZガンダムの時代、機動戦隊ゴガンダムという冗談企画を考えた。設定上、ZZガンダムの後番組はZZZガンダムだが人気が低迷し、戦隊枠とガンダム枠を融合して機動戦隊ゴガンダムという企画が成立するという話をでっちあげた。等身大のマイクロモビルスーツを装着した5人の戦士たちがゴガンダムとなるのだ」
「ふーん。それで何がポイントだったんだい?」
「ガンダムの設定や用語を全て戦隊のフォーマットに落とし込むことだな。ガンダム的なリアル風設定の水準のまま、戦隊ものを成立させること」
「実際にはZZZガンダムは存在しなかったね」
「その前にガンダムの企画が死んでしまって、ドラグナーになってしまった」
「どうして今君がZZZといいだしたんだい?」
「最近ZZZと言い出す人をたまに見るのでね」
「懐かしかったわけだね?」
オマケ §
「意味不明のAAAという言葉を使っていた理由が分かったよ。最終的にAAAをZZZにつなげたかったわけだ」
「ふーん。で、君はAAAとZZZどっちが好き?」
「XYZかな。新宿駅の掲示板に書いてこよう」
「ぎゃふん」
オマケ2 §
「しかし、機動戦隊ゴガンダムのテキスト、どっかで見たような気がする。サルベージしたFDのどれかに入っていたのかなあ。記憶が曖昧だ」
「もし発見できたら復活はあり?」
「さあ、それは中味を精査しないと分からない」
「でも、思い入れはあるんだね?」
「あるねえ」
「どうして思い入れがあるんだ?」
「結局、ガンダムという企画は突き詰めてしまうと戦隊と同じフィールドに乗ってしまう……という事実を見抜いたネタだからなろうな」
「それはガンダムなんて一皮剥けばしょせん戦隊並みという意味かい? それとも本当は戦隊にはガンダムに匹敵する可能性があるってことかい?」
「両方さ。ルパパト毎週楽しみに見ている立場から言えば、戦隊の可能性は否定できない。逆にいえば、可能性があるからルパパトは産まれた」