栗松の足 §
なんだこれは。
本放送当時の世界への挑戦編の印象が悪い理由が何となく分かった。
96話は出来がよくない。
栗松は足の故障で帰国。吹雪が加入。
しかし、栗松の足のことは円堂や鬼道は気付いていたのに何も言わないとはちょっとひどい。栗松が染岡の背中を見て何か分かってしまうのも精神論的過ぎて予定調和過ぎる。しかも、栗松一人のためにイナズマジェットを飛ばすというのもまともな世界には見えません。行きも吹雪一人のために飛ばした感じでしょうか?
更に、久遠があっさりと円堂に話してしまうのは変だし、しかもフユッペが寝ている前でフユッペの秘密について話してしまうのはちょっと配慮が足りなすぎる。切れ者の監督と配慮が行き届いた人格者のキャプテンとは思えない行動。
そして、そもそも久遠が語る昔話がそもそも面白くない。
記憶を消すとか、久遠ごときレベルで簡単にできることじゃないでしょ。
影山が本当はいい人で、何やら「あれは相当のワルだ」とイタリア代表チームに吹き込んだジャパンの選手達が嘘つきみたいな流れもなんだかなあ。久遠も別人だけど、影山も急に別人になってきた。
超展開の連続だけど、それがドラマを盛り上げる方向に作用していません。89話から95話ぐらいまではもの凄く面白かったのに、この落差はなんだ。
次からの一之瀬編もどうなるかハラハラさせられるが、それが終わればカッパだ。
まとめ §
まとめるような話がない……
オマケ §
「フユッペ!」
「なあに円堂君」
「フユッペに相応しいスイーツを考えたぞ」
「どんなスイーツなの?」
「フラッペだ」
「……」
「どうしたんだフラッペ、じゃなくてフユッペ」
「頭が痛い! 子供の頃にもこんな下らないことを言う男の子がいた気がする!」
「フユッペ!」
「そんな男の子はいなかったのに。どうして思い出すの!」
オマケ2 §
「円堂君。フユッペって10回言ってみて」
「フユッペフユッペフユッペフユッペフユッペフユッペフユッペフユッペフユッペフユッペ」
「イナズマジェットの主翼の動くところは?」
「フユッペ」
「!」
「って言うと思ったか。さすがにそんなことはないよ」
「そうよね、円堂君」
「エルロンだよ」
「この場合の正解はフラップよ、円堂君。もうちょっと頭を使ってよ」
「ギガトン・ヘッドっ!」
「そうじゃなくて……」