火星の地底世界の古代王国第4巻 火星の地底世界の人工頭脳 コンピュータ支配対ビキニアーマー美少女
「今月の遠野秋彦の新刊は、かつて冒険ゼロワンアイランドという名前で企画されていたものを、長編として書き切ったものだ。長いぞ。普段の2.5倍はある」
「それで、中世風のご都合主義世界にコンピュータが出てくるの?」
「出てくる。貧乏な島を哀れんで、ゼロワン神がゼロワンマシンというコンピュータを与えてくれるのだ」
「それで?」
「貧乏な島は貿易の中継点として栄えるが、ゼロワンマシンを持つ神殿は王宮以上に力を持ってしまい、緊張感が生まれる。人間を番号で管理するゼロワンマシンなど壊してしまえという人たちまで出てくる」
「主人公は誰になるんだい?」
「少年イッチーだ。彼はそんな島に乗り込んで、ゼロワンマシンの打ち壊しを成功させる」
「少年イッチーがビキニアーマー女装するの?」
「まさか。ヒロインが二人いて、その一人がビキニアーマー戦士なのさ」
「もう一人のヒロインは?」
「神殿の巫女見習いだ」
「敵じゃないか」
「そうさ。だから物語が盛り上がる」
「正義のためにはゼロワンマシンを壊さねばならないが、愛した女はゼロワンマシンに仕える巫女なんだね」
「そう。もう一人のビキニアーマー・ヒロインは打ち壊す側なので板挟みさ」
「スカッとしないね」
「ははは。そういう意味ではスカッとしない話さ。愛した二人の女の相容れない正義。どちらを選ぶかという難しい問題だ」
「で、最後は何が起こるの?」
「ゼロワンマシンの打ち壊しに成功するのさ」
「成功して何が起こるの?」
「それは読んでのお楽しみ」