概要 §
@nifty光を契約しているが、Webサーバを公開できなかった。
IPv6と固定IP契約は排他なので、IPv6を指定していると固定IPは使用できないので、@niftyのDDNSを併用してみたが、できなかった。IPアドレス直でも、アクセスできなかった。
発端 §
@nifty光の契約があるが、これでWebサーバを公開できれば安上がりだ。
@nifty光には固定IPのオプションがあり、これを使えば1IPアドレスが固定で使用でき、Webサーバの公開にはこれで十分である。
固定IP使用不能 §
固定IPは@nifty v6サービスと共存不可であった。
現状の設定はできれば変えたくなかったので、最初の意図通りのシステムは不可能と分かった。
だが、@niftyにはDDNSサービスも存在することが分かった。たまにIPアドレスが変化しても同じ名前で利用できるなら良いかと思って、接続ができるかを調べてみた。
悪戦苦闘 §
トライアルとして以下の設定を行った。
- Windows 11マシンにIISをインストール ローカルから接続できることを確認
- ルータのポート90,443にポートフォーワードを設定
これでIPアドレス直打ちならアクセスできるはずであるが、アクセスできなかった。
次にDDNSを設定してみた。
atnifty.comのサブドメイン名を取得したが、8.8.8.8からは引けるが、ローカルのDNSサーバからは引けない現象が発生した。(本件は原因不明のまま)
引けるようにしてもアクセスはできない。
IPv6アドレス不一致 §
@niftyのDDNSからIPアドレスの更新をしてみると表示されるIPv6アドレスと、ルータが表示するグローバル側のIPv6アドレスが一致していなかった。
このことから、ルータとインターネットの中間でもう一段のアドレス変換が行われていると推定した。
とすれば、このアドレス変換に介入しない限りWebサーバの公開は難しいが、共有されるルータに好き勝手な設定を追加できる可能性はとても低い。
結論 §
暫定的な結論であるが、たぶん@nifty光においてDDNS経由でWebサーバを公開することはできない。固定IPを契約すればできる可能性はあるが、IPv6は放棄することになる。
補足 §
2022/03/05現在のトライアルの結果である。
内容は保証できるものではない。