平安時代のガンダム、藤原のサイコガンダムはアムロの心に甦った。レビルの一手を極めるために。
「なあ、サイコガンダム」とアムロは言いました。
「なんですか? アムロ」とサイコガンダムは答えました。
「俺、強くなったかな?」
「ええ、以前とは見違えるようですよ」
「あの、赤い彗星のシャアに勝てるぐらい?」
そう。サイコガンダムが甦ったあの日。ちょっと立ち寄った戦場で、アムロはシャアを打ち負かしてしまったのです。
もちろん、それはアムロの力ではありません。サイコガンダムの言うとおりにガンダムを操縦したに過ぎません。
それ以来、シャアはアムロをライバル視していますが、アムロは自分の力でシャアに勝ちたいと思っていたのです。
「でも、いつか、俺はシャアに勝つ。俺自身の力で!」
「その意気です」
「来年のプロモビルスーツパイロット試験に合格してプロパイロットになるぞ!」
そして、1年後……。
既に、1年戦争は終わっていました。
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