秀丸の4.10が正式公開され、多くの新しい機能に驚かされているわけですが。
中でも、ウィンドウをタブで切り替えることができる機能は、エディタとしてはかなり目新しいような気がして、使ってみたいと思いました。(でも、Visual Studio.NETもタブ エディタなので、そういう意味ではあまり目新しくないかも)
さて、タブ エディタになるように設定を行ってテキストファイルを開いてみましたが……。
いきなりウィンドウが広い……。
うちでは、たいていの文書は横80文字の設定で扱うようになっています。そして、1600x1200ぐらいのウィンドウで開くと、ウィンドウの右側のかなりの部分は永遠に文字が表示されない領域となります。この間抜けな白い部分(正確に言えば、うちでは青に設定されているので真っ青な部分)は、邪魔にしかならないので、ウィンドウサイズを自動的に指定文字幅に切りつめる設定で使っていました。
しかし、まるでこの設定が無効化されたかのように、同じ現象が再現されていました。
試行錯誤したり調べること10分前後……。
やっと分かりました。
タブを使用する設定を解除したら戻りました。
タブ エディタになると言うことは、1つのウィンドウを複数文書で共有することを意味します。と言うことは、文書の種類ごとに異なる横幅の設定に従って、ウィンドウ幅を切りつめる処理は馴染まないと言うことです。
というわけで、合理的な理由も見付かってしまったので、バグだろうと苦情を言うこともできず、とりあえずは旧設定に戻して使うことにしましょう。
余談 §
いや本音を言えば、ぜひともタブ エディタを使いたいと言うわけでもありません。
Visual Studio.NETを使っている感想から言えば、タブ エディタはウィンドウ数が少ない時は便利だけれど、ウィンドウ数が増えると極端に使い勝手が落ちる傾向があると思います。たとえば、文書を20枚ぐらい開いている状態で効率良く的確に求める文書に切り替えられるテキストエディタ、と言うのは1つのチャレンジ可能なテーマかもしれません。
(あ、しまった。そういう切り口でテキストエディタ開発に取り組むという選択もあったか。既に、テキストエディタ自主開発の野望は断念してしまったからなぁ)