謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の巌窟王の感想。
サブタイトル §
第十六幕
スキャンダル
あらすじ §
アルベールは、パリに溢れる父のスキャンダルのニュースに怒りを感じます。
しかし、ポーシャンはそれが事実だと言います。
フランツは、巌窟王の謎を追いながら、モレルの家にある古い資料から過去の真相に気付きます。エドモン・ダンテスはまだ生きていると。
アルベールは、母より、スキャンダルが事実だと告白されます。父母は貴族ではなく、父の本当の名はモンデゴだと。
アルベールは、エデに会うために伯爵の家に行きますが、そこで月の盗賊とペッポと出会います。そして、ペッポは自分がアルベールを監視するための伯爵のスパイだったことを告白します。
アルベールは、宇宙港でエデを見つけます。そのエデの背後に宇宙船が降りてきました。
感想 §
これは良い!
暴露されたスキャンダルによって全てが崩壊していくドラマなのですが、一瞬にして何もかもが消えるわけではなく、しばらくの間は残り続けることになります。一部が残っている状態の曖昧な瞬間。そのはかない時間のドラマであるというのが独特の味がありますね。
そして、その状況下でも確かなものとして続く友情。特に、ポーシャンの態度は素晴らしいですね。スキャンダルが事実だと知った後で、事実は事実としてそれを貫き通します。こういう友人を持てるアルベールは幸せだと思います。
それはさておき、子供から菓子をもらうフランツのシーン、この表情やレイアウトは絶品ですね。ビジュアル的にも実に素晴らしい。
凄い作品だと思います。
今回の名台詞 §
ダングラール「俺はおまえの価値を下げるものは何であろうとゆるさん」
父親の偽らざる気持ちですね。本音がストレートに出た感じがあり、印象的です。
ポーシャン「俺がどんな気持ちでそれを書いたのか分かるのか!」
本当に心のこもった良い台詞です。