2005年02月18日
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なんと、第20話にして巧海が消滅! 姫達よどこにさすらう!?

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の舞-HiMEの感想。

サブタイトル §

第20話「炎の舞/涙の運命」

あらすじ §

 奈緒は目をやられた腹いせに、巧海を襲います。

 晶は、巧海を守って病院を飛び出します。

 命は、晶のチャイルドを敵と認識して攻撃します。

 晶のチャイルドが倒され、巧海は消滅していきます。

 舞衣は、命に激しい憎悪をたぎらせ、攻撃します。

 命は途中で自分のしていることに気付き、涙を浮かべます。舞衣はそれに気付きますが、カグツチは命を攻撃してしまいます。

 もう自分には何も残っていないと思う舞衣は、楯の姿を心から消し去って、神崎黎人の胸で泣きます。

感想 §

 こう来たのか!

 ここで、このような事態を迎えるというのは、かなり予想外でしたが、やってくれますね。これだから、毎週見ている甲斐があるというものです。

 前回、既に十分すぎるほど舞衣は追いつめられていました。しかし、今回は精神的に追いつめられている、などというレベルではなく、あらゆる意味での存在意義が限界まで剥奪されていきます。

 まさに、生ける屍すれすれ。

 もはや、舞衣がすがることができる存在は楯しかありません。

 ところが!

 楯をそういう存在にするということは、戦いに負ければ楯を消滅させることになります。

 だからこそ、舞衣は楯にすがることができません。

 そして、舞衣は神崎黎人の胸で泣きますが、この展開は実に素晴らしい! 最高ですね!! これが見られたことが、大いなる収穫です。

 何が素晴らしいと言って、かつて楯の胸で泣いたという状況と全く正反対の意味が与えられているからです。楯の胸で泣いた時、舞衣は楯がかけがえのない大切なものだと感じ取ることができました。しかし、神崎黎人の胸で泣く舞衣は、ずるく卑怯にも、最悪のケースで楯を犠牲にしないためのスケープゴートに黎人を仕立て上げるべく泣いていることになるのです。

 もちろん、舞衣とは、そのような計算だけで生きられる人間ではないし、ましてこの状況で冷徹な計算で泣いてみせるだけの芸はできないでしょう。しかし、たとえ本心からすがる相手が必要なときに、自ら出てきた神崎黎人にすがるしかない状況だとしても、「何かあったら彼が消えるかもしれない」という逡巡無しでストレートに胸で泣けるというのは、「犠牲になることは織り込み済み」という心がどこかにあるでしょう。

 そのような、ある種の利己性、残酷性を、主要な視聴者が感情移入する対象となる主人公に背負わせることは、ある意味でリスキーです。しかし、誠実であるとも言えます。この世のどこにも理想的な聖人君子など居るわけがありません。弱さや負の面を持った人間ばかりが生きているこの世の中に、こういう弱さを示す主人公が出てくるのは好ましい特徴だと思います。少なくとも、「綺麗事」「嘘くさい」という印象を持って、白けてしまうことは回避されています。

更に感想 §

 命に対して全力で情け容赦のない怒りを発揮できる舞衣。

 つまり、舞衣と命の間にあった人間関係とは、その程度の薄っぺらなものですかなかったわけですね。心を割って話し合うような関係でもないし、信頼できる仲間でもありません。

 やはり、弟を手元に置けなくなった心の寂しさを埋め合わせるペット、程度のレベルでしかなかったということでしょうか。

 ずっと一緒に生活していても、それで仲間になれるわけではない、という描写は極めて残酷であると同時に極めて誠実です。とりあえず、仲間とは何かということを問うこともなく仲間がいれば強いという集団ヒーローに辟易した記憶を辿れば、これがいかに価値あることかがひしひしと意識されます。

今回の名台詞 §

奈緒「本当は嫌いだったんじゃないのか」

 舞衣の本音をえぐる奈緒の言葉の数々。この痛みの的確さが最高ですね。

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